【PRODUCE48】KBK・MBM・YBY（旧NADOSIREN）など、活発化する派生グループの結成デビューへの動き…韓国ファン側が日本のファンに協力を呼びかける

「PRODUCE48」の放送終了から一週間が経過した現在、韓国ではファンの間で番組に関連した、新しいムーブメントが起こり始めています。

これは、惜しくも最終メンバー入りを逃した練習生たちを集めて、新たに派生グループを作ろうという動きで、現時点でKBK・MBM・YBY（旧NADOSIREN）の３つの派生グループ結成に向けて、ファンサイトを作成するなど様々な活動が始まっています。

「こんなことで本当に派生グループなどできるのか？」と疑問を持つところですが、「PRODUCE 101」シリーズの場合、過去にシーズン1でI.O.I、シーズン2でJBJをデビューさせたという前例があります。派生グループ結成の鍵となったのは一重に“ファンの熱意”だったため、結成を望む韓国ファンはこの動きに真剣に取り組んでいます。

PRODUCE101 Season1の派生グループI.B.I (I Believe It)

シーズン1のI.B.Iは、放送終了後の3ヶ月くらいは、グループ結成の気運はありませんでした。しかし、音楽バラエティ「音楽の神2」に出演していたチェギョンとキム・ソヒを母体として、次第にイ・へイン、イ・スヒョン、ハン・ヘリが集まって行きました。そして、最終的にはI.B.Iとして正式にデビューして音楽番組にも出演するなど、2回のカムバックを果たしました。

私はチェギョン、ソヒ、ヘリを推していましたから、I.B.Iがデビューして音楽番組に初出演した時は本当にうれしかったです。興奮してそれを記事に書いたことも覚えています。ですから今、「PRODUCE48」のファンが、KBK・MBM・YBY結成に向けて頑張っている気持ちもわかります。また上手く行くといいと思っています。

そこで、派生グループ結成デビューに向けて動き出した、KBK・MBM・YBYの３つのグループの、メンバー編成などを順にご紹介します。

KBK

派生グループムーブメントで最初に動きが起こり、今も先導する勢いがあるのが「KBK」です。発端は2次順位発表式で脱落した、日本の練習生ファン層の一部が団結し始めたプロジェクトで、現在KBK固定メンバーで確定された練習生は千葉恵里、佐藤美波、浅井七海、村川緋杏、荒牧美咲の5人。KBKプロジェクトはここに韓国練習生を追加し、8〜9人組グループを考えていると明らかにしています。

ファンが作ったグループ名「KBK」は韓国語で「夢ハコベ」（Kkum Byeol Kkot）、英語で「Keep Believing Kids」（子供たちを信じて）、日本語で「君と僕の記憶」（Kimito Bokuno Kioku：あなたと私の記憶）という意味を持っています。

ファンは先月中旬からポータルサイト「DCインサイドKBK48マイナーギャラリー」とTwitterでファンページをそれぞれ開設し、先月31日の「PRODUCE48」の最終順位発表式ではメンバーの広報をするなど、グループ結成の要求に熱を上げています。

特に「PRODUCE48」に参加した村川緋杏は最近、SHOWROOMで自らKBKに言及をしたため、ファンたちの期待はさらに高まっています。

ファンは「今までのプロデュースシリーズでIBI、JBJなどの派生グループが実際にデビューした事例を見ると、プロデュース48の派生グループであるKBKのデビューも夢ではない。特に緋杏、美咲、恵里、七海、美波は同一の企画会社所属という点で、会社がその気になればプロジェクトチームとしてデビューするのは難しくない」と期待しています。

（最近の情報では未確認ながら、KBKの韓国活動に肯定的回答を得て、ファンミーティング推進中という話もあります）

MBM

３つの派生グループのうち二番目に結成されたグループで、現在は小嶋真子、ペ・ウニョン、コ・ユジンなど、韓日の練習生3人を基本に固定しています。ここに新たに追加メンバーの勧誘を待っている状態です。当初、小嶋真子とペ・ウニョンはKBKのメンバーとしてピックアップされましたが、KBKのイメージと合わないという理由で離れ、別個に三人を中心に再結成されました。

MBMの意味は「My Best Member」。勢いに乗るKBKプロジェクトに比べ、まだそこまでの動きではないものの、ペ・ウニョンの所属事務所ストーンミュージックは、Wanna OneとJBJのアルバム制作とマーケティングを全力でしているため、むしろ、そうした現実面を考えれば、KBKよりMBMが派生グループを優位を先取りしたとも見られています。

YBY

キム・ナヨン、キム・ドア、キム・シヒョン、ワン・イロンの4人の名前から一文字をとって結成された「NaDoSiRen」を母体とした派生グループです。韓国練習生に特化した傾向のあったNaDoSiRenの枠を広げ、高橋朱里、白間美瑠など日本人練習生も追加して編成を確定。「YBY」とグループ名を改めました。

NaDoSiRen

グループ名のYBYは「Your Best Youth」の頭文字をとっています。日本人練習生の合流が、韓国市場の底辺を広げる可能性を生み、日韓の相乗効果が拡大されるものと期待されています。

これらの３つの派生グループは、それぞれのファンが別個にプロジェクトを推進しながらも、お互いが相殺しないように編成を考え、連携がとられています。ムーブメント全体が体系だっていて、あとは請け負う企画会社や資金面がクリアされれば、すぐにでも動き出せそうな具体性さえ感じさせます。

こうした動きの中、韓国ファンは日本の「PRODUCE48」ファンに向けて、SNSを通じてプロジェクト推進の協力を要請しています。日韓のファンの協力により、新しい派生グループが誕生したら、とても素敵なことだと思います。

・KBK48マイナーギャラリー

・YBYマイナーギャラリー

確認したところ、MBMに関してはその後、解体状態のようです。従って9/8現在は、KBKとYBYがプロジェクトの主だった動きになっているようです（まだ混沌とした側面もあるため、今後変動する可能性はあります）