ユキカと今月の少女はやはり無関係ではありませんでした。
新曲「NEON」で韓国ソロデビューした日本人歌手のユキカが、公式インスタグラムで楽曲の販売形態やアルバムクレジットを公開しました。
80's-90'sの日本のシティポップを思わせる「NEON」は、ニューレトロ(レトロモダン)がコンセプトであるため、通常のCD形態だけでなくカセットテープ形態(USB MP3)でも販売されます。
そして、同時に公開されたアルバムクレジットには、目を引く名前が記載されています。
#NEON Credits
Director : ESTi
A&R : Jaden Jeong
Music Producer : Iggy, c-no, Woong Kim (OREO)
Mix Engineer : Tae-sub Lee at RCave Sound
Mastering Engineer : Jung-Un Park (Honey Butter Studio)
Photographer : Ilkwon Kim
Stylist : Seulyi Gu
Hair and Make Up Artist : Yoonyoung Kim , Eunjung Park
Choreographer : Dongmin Kim, Jiyoung Yu
Video : DIGIPEDI
MV Director : Wonmo Seong, Seokho Moon (DIGIPEDI)
MV Producer : Moon Young Lee, Suil Seo (DIGIPEDI)
MV DOP & Gaffer : Eumko, Seungnam Yun (VIT Lighting)
MV Art Director : MU:E
Package Design : NEXTIV, Inc.
Artist Management : Daehyun Lee, Seungkyu Kwak (ESTIMATE)
Co-Producer : Daehyun Lee (ESTIMATE)
Project Supervisor : Jaden Jeong
Executive Producer : Jinbae Park
ⓒ2019 ESTIMATE, LLC. Distributed by Kakao M Corp.
特に注目すべきはこの部分…
Director : ESTi
A&R : Jaden Jeong
Music Producer : Iggy, c-no, Woong Kim (OREO)
DirectorのESTi氏はユキカが所属するESTIMATE Entertainmentの代表で、ゲーム音楽作曲家として有名な人物。
続くA&RのJaden Jeong(チョン・ビョンギ)氏は、今月の少女のプロデューサーで、2PM、miss A、INFINITE、LOVELYZを手がけた重鎮。
そしてMusic ProducerのOREOは、GFRIENDの初期のヒット曲の作曲で知られるイギ&ヨンベのイギが率いる作曲チーム。OREOは今月の少女ハスルの「少年、少女」を手がけたほか、「PRODUCE48」のコンセプト評価曲も作曲しています。
初めてユキカの「NEON」MVを見た時に、どこか今月の少女のソロ曲を聴いている感覚になりましたが、その理由が明らかになりました。
ユキカは今後のアルバムも、シリーズ形式でレトロコンセプトをずっと続けていく予定とのことで、今月の少女のソロを待っていた時の、あのわくわく感がまた始まるかもしれないと思うと楽しみでなりません。
ちなみに、よく聞く『A&R』という役職はWikiにはこう説明されています。
『A&R(エーアンドアール)はレコード会社における職務の一つ。Artist and Repertoire(アーティスト・アンド・レパートリー)の略。アーティストの発掘・契約・育成とそのアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作を担当する。
実際には上記の職務だけでなく企画、制作、宣伝に至るまでレコード会社の業務全般に幅広く責任者として携わる。直接制作を行なわない場合や、制作部門を持たないレコード会社のA&Rは芸能事務所などの第三者が制作した原盤の発掘・契約と宣伝に携わる。
逆に製造・流通部門を持たないレーベル型のレコード会社や芸能事務所(音楽プロダクション)のA&Rはアーティストの発掘・育成と制作、宣伝に携わる。現在はこのようなスタイルが主流になっている。 A&Rは基本的にはレコード会社の社員が務めるが、フリーのA&Rも存在する。』
Jaden Jeong氏は今月の少女に対して、A&R、Creative Director、Music Producerという3つの肩書で関与しています。ただ、Jaden Jeong氏は今月の少女の楽曲は作詞・作曲はしていません。ですから、今月の少女に合った楽曲の発掘・契約・制作を担当していると思われます。
また、普段はA&R業がメインのJaden Jeong氏は、今月の少女だけはCreative Director、Music Producerの肩書も追加されているので、作曲家への楽曲の発注、MVやジャケットのデザインに至るまで、クリエイターに細かくイメージを伝えているのかもしれません。グループのコンセプトも決定するなど、いわゆる統括プロデューサーの働きです。
ESTi、Jaden Jeong、OREOの3者がタッグを組んだ作品が面白くないはずがありません。結果としてユキカの「NEON」は、ダンスミュージックが席巻するK-POPシーンに、"レトロモダンなシティポップ"という新鮮な風を送り込んでいます。
ぜひ、このチームで今後も魅力的な作品を生み出してほしいです。