Billlie | 'trampoline' M/V 今から10数時間前、時を同じくして2組のK-POPガールズグループが傑作MVを公開しました。まずひとつ目はBilllie。これまでにもBilllieはクオリティの高い楽曲を数多くリリースしてきましたが今回は格別です。鬼才ハンジョンスPDがいよいよその正体をむき出しにしてきたという感じ。作詞・作曲・編曲に名を連ねるC'SAは、かつてシンシアの名で「MOMOLANDを探して」「アイドル学校」に出演したことでも知られています。2021年からプロデュース業を開始しBilllie以外にもaespa、NMIXX、fromis_9、Kep1erなどに楽曲を提供してきました。ハンジョンスPDとC'SAは要注目です。

XG - IYKYK (Official Music Video) 二つ目はXG。2001年にリリースされたm-floの"Prism"をサンプリングした楽曲で、2-Stepリズムが生み出す疾走感が、これまでにないXGの新たな魅力を引き出しています。デビュー前からXGを育ててきたサイモンPDもいよいよ遠慮なくなってきました。YouTubeコメント欄にはm-flo本人が感謝のメッセージを記しています。


2019-08-13

今月の少女 ハスル、新編集の4K版「LET ME IN」MVに挿入された"空白の2秒間"…映像制作集団 DIGIPEDIが見せた執念のこだわり


K-POPのミュージックビデオで知られる映像制作集団のDIGIPEDIは、11か月ほど前から過去の映像作品を再編集し、高画質の4K動画としてvimeoで公開を続けています。

その中にはDIGIPEDIとは特に縁の深いLOONAの作品も多数含まれています。

既に見慣れたミュージックビデオにも、オリジナルには無かった別のカットがいくつも織り込まれていて、ファンにとっては見逃せない内容になっています。

例えば、ハスルの「LET ME IN(少年、少女)」を例にとると…


このような、2016年12月のMV公開時には無かったカットが多数あります。

また、DIGIPEDIの映像編集に対するこだわりは、通常の再生速度では気づかない領域にまで及んでいます。

(2016年 公開版)

(2019年 公開版・4K)

「LET ME IN」MVの後半で、少年ハスルが少女ハスルに射落とされるシーン。

まるでサブリミナルのように、コンマ0.数秒間、少年ハスルがこちらを見ているカットが仕込まれているのですが、その表情が2016年版と2019年版ではまったく違います。これは通常速度で見ていたら、まずわからない部分で、DIGIPEDIの執念を感じます。


しかし、一番驚くのは曲が終わる最後の場面。ハスルがささやく「ソン」というセリフの前に、4K版では2秒くらいのゲネラルパウゼ(全休止)が挿入されています。

オリジナルでは歌が終わって切れ目なく「ソン」と言っているので、聴き慣れた耳にはこの空白の2秒間が、強いインパクトをもって刺さってきます。

しかも、この2秒間の"間"は、「絶対にこの方がいい」と言えるもので、もはや映像ではなく、音楽そのものの構成にも踏み込んだ編集に感心するばかりです(ここまでくるとプロデューサーのチョン・ビョンギ氏の指示?)。

ただ、ハスルの「ソン」の背後に、うっすらとオケの残響が聴こえてしまっているので、できればマスターテープから、ハスルのボーカルトラックのみを編集してペーストしてほしいです。映像制作会社ですから、それは無理でしょうか…。


소년, 소녀 (Let Me In) - 이달의 소녀/하슬 (LOONA/HaSeul) from DIGIPEDI on Vimeo.





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