LOONA(今月の少女)を生んだチョン・ビョンギ(Jaden Jeong)が、グループを去った理由と今後の展望を語る「日本市場に持ち込むための会話が進行中」
チョン・ビョンギ氏はLOONAを見捨ててはいませんでした。
2日に公開されたMTVニュースのインタビューで、LOONAの生みの親であるJaden Jeongことチョン・ビョンギ氏が、LOONAの今後について希望的な観測を伝えました。
このインタビューの中でビョンギ氏は、まずLOONAの所属事務所BlockBerry Creativeの新しい経営陣との創造上の意見の食い違いにより、8月にLOONAを去り、予定していたバラードアルバムが破棄されたことを明かしました。
ビョンギ氏に対して経営陣は「あまり重要ではない」ことを求め、彼は「以前のように調整できなかったことがわかりました」と述べています。また、「LOONAをさらに進めることができなくなったとき、私は非常に空虚に感じました」と彼は付け加えました。
「あまり重要ではない」内容とは、おそらくLOONAを芸術性より収益性の高いグループに作り替えようとの考えかもしれません。BlockBerryの親会社はプロジェクト投資者との裁判に負け、多額の返済を迫られています。この窮地に経営陣は、商業的な成功をビョンギ氏に求めたのかもしれません。
しかしビョンギ氏は根っからのアーティスト肌で、商業的な成功より芸術的な成功(美的な世界観の構築とファンとのそれの共有)を望む人ですから、経営陣の話にはついていけなかったのかもしれません(あくまで推測です)。
ビョンギ氏がLOONAを去ったと知ったとき、私はてっきり責任を逃れるために逃げたのだと思い込んでいました。LOONAは見捨てられたのだと思いました。
しかし事実はそうではなく、むしろビョンギ氏も断腸の思いでプロジェクトを去らざるを得なかったことがわかりました。この誤解については心からお詫びしたいです。
そしてビョンギ氏はインタビューで、LOONAの今後についてファンとしては希望の持てる観測を伝えました。LOONAverseは完全に閉じられたわけではありませんでした。
彼は近いうちにLOONAとの「第2の相乗効果」を期待しているといいます。
「LOONAverseに戻ることを期待している」と彼は言い、ガールズグループを日本市場に持ち込むための会話が進行中であり、現在、彼がオファーを「レビュー」していると付け加えました。「かなり前向きだ」と彼は語りました。
ビョンギ氏はかつてJYP在籍時代に、2PMを野獣アイドルから親しみやすいアイドルのイメージに作り替え、グループの日本デビューを成功に導いた実績があります。
ビョンギ氏は日本の音楽シーンへの造詣が深く、また日本のファンの趣向も熟知しています。さらに2PMの活動などを通じて、日本側との個人的なルートもあると見られます。
現在、ビョンギ氏はBlockBerryを通さず、個人的に日本市場と会議を持っていて「かなり前向きだ」と言っているので、そうしたルートからLOONAの日本活動の道が開けるかもしれません。
そして日本活動ができれば、そこから負債の返済や、カムバック資金を生むことができるかもしれません(K-POPアイドルの収益は6~7割が日本市場と言われています)。
LOONAはすでに、過去のソロやユニットを含めて、他のどのガールズグループも及ばないほどのアルバムを保有しています。それらを存分に活かし、日本でのイベントもどんどんやったらいいと思います。
特に完全体ではなくとも、ソロやユニット単位のイベントでも充分に需要はあると思います(むしろその方が望まれるくらい?)。
今回のインタビューは何より、チョン・ビョンギ氏がLOONAを見捨ててはいなかった、まだあきらめてはいなかったということがわかったのが、何よりうれしかったです。LOONAの今後の活動が、なんとか良い方向へ進むことを願っています。
http://www.mtv.com/news/3144624/jaden-jeong-onlyoneof-loona-interview/