歌手で女優のクリスタルが10年以上携わったSMエンターテインメントとの契約が終了することに伴い、グループf(x)の完全体の活動が事実上不透明になりました。
所属事務所SMエンターテインメントは18日、韓国メディアに「クリスタルとの専属契約が8月末に切れる。再契約についてはクリスタルと引き続き議論していく予定」と明らかにしました。
韓国の歌謡界では、クリスタルがSMエンターテインメントを離れ、新しい芸能事務所に巣を作ったという見方が大きくなっています。クリスタルは、これまでf(x)の活動が全くない状況で各種ドラマ出演し、女優として活躍を見せていました。
また、彼女の姉である少女時代出身のジェシカも、2015年8月にSMエンターテインメントを離れソロに転向した後、活発な活動を展開してきました。
f(x)は2009年9月の最初のデジタルシングル「LA chA TA」でデビューした後、多くのヒット曲を送り出し、ガールズグループの先頭集団を走っていました。しかし、2015年10月に4thフルアルバム「4 Walls」を発表した後、完全体の活動は停止状態でした。
メンバーのルナは、2019年10月に別事務所と専属契約を締結しました。またアンバーも9月にSNSを介して、「SMエンターテインメントとの契約が終了しました。これまで私を信じて待ってくださった方々に深く感謝します」と発表しました。
中国人メンバーであるビクトリアも、この数年は特別な韓国活動はなく、今年2月にはドラマに出演するなど、中国を舞台に活発に活動しています。こうした個人活動が長くなっているf(x)は、昨年のデビュー10周年に際してもイベントはなく、事実上のチーム解散手順を踏んでいるとみられています。
メンバーの多くが、自分だけの道を歩いているため、クリスタルが残留するかどうかにかかわらず、f(x)の完全体としての活動は不透明な状態が続いています。
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