Billlie | 'trampoline' M/V 今から10数時間前、時を同じくして2組のK-POPガールズグループが傑作MVを公開しました。まずひとつ目はBilllie。これまでにもBilllieはクオリティの高い楽曲を数多くリリースしてきましたが今回は格別です。鬼才ハンジョンスPDがいよいよその正体をむき出しにしてきたという感じ。作詞・作曲・編曲に名を連ねるC'SAは、かつてシンシアの名で「MOMOLANDを探して」「アイドル学校」に出演したことでも知られています。2021年からプロデュース業を開始しBilllie以外にもaespa、NMIXX、fromis_9、Kep1erなどに楽曲を提供してきました。ハンジョンスPDとC'SAは要注目です。

XG - IYKYK (Official Music Video) 二つ目はXG。2001年にリリースされたm-floの"Prism"をサンプリングした楽曲で、2-Stepリズムが生み出す疾走感が、これまでにないXGの新たな魅力を引き出しています。デビュー前からXGを育ててきたサイモンPDもいよいよ遠慮なくなってきました。YouTubeコメント欄にはm-flo本人が感謝のメッセージを記しています。


2021-01-16

TWICEのHeart Shaker、Yes or Yesを作曲したプロデューサーのDavid Amber、現在K-POPでトレンドのガールクラッシュについて語る


TWICE、EVERGLOW、IZ*ONEなどのガールズグループの曲を作ったK-POPプロデューサーのDavid Amberが、YouTubeのReacttotheKとの新しいインタビューで、最近流行のガールクラッシュと、やや影をひそめるKawaii系のコンセプトについて語りました。

2017年と2018年に、David AmberはTWICEの最大のヒット曲の2つ、「Heart Shaker」と「Yes or Yes」を手がけました。これらの曲はTWICEのイメージを象徴するような、明るく溌溂とした雰囲気をもっています。

しかしそれ以来、グループのサウンドは成熟した方向に向かっています。「Fancy」から「Cry for Me」まで、TWICEは過去数年間、クールで大人びたサウンドとイメージを試し、多くの成功を収めてきました。


こうした現状についてDavid Amberはインタビュー中に、あるファンの質問に答えて説明しました。ファンはDavid Amberに「事務所側がガールグループのためのより強力なサウンドを探している」と考えているのか、そして「陽気な甘いポップスのためのスペースがまだあるのか」と尋ねました。 

David Amberはこれに対し、常に"音楽のトレンド"があり、それはK-POPを含むことを明らかにしました。彼は現在のトレンドについて、「間違いなくパワフルで成熟したガールクラッシュサウンドに向かっているようだ」と説明しました。

また、BLACKPINKの"驚異的な成功"は、この新しいトレンドが大きな理由であるとDavid Amberは説明しました。そして、海外の視聴者にアピールしたい小さなグループが、ファン層を広げることを期待して、BLACKPINKスタイルのサウンドを試みるのを目にするだろうと予想しました。


「そうは言っても、IZ*ONEのようなグループはまだあります」とDavid Amberは述べました。彼は「アジア市場では、可愛いコンセプト…いいですね。できます。そう、私は今、おそらく女の子が押しつぶされて成熟する方向に少し揺れているのを見ていると思います」と、市場が海外規模で広がっている一方、日本・韓国の根強いKawaii系コンセプトへの需要があることも強調しました。


David Amberはまた、ガールクラッシュとKawaii系、両方のアイデアを一緒に混ぜる余地があると説明しました。「LovesickGirls」のようなパワフルで強めの曲でも、親しみやすいメロディーと明るいコーラスが残っていると彼は言います。

最終的に彼はYouTube視聴者に、音楽のトレンドは頻繁に入れ替わるもので、それに合わせて作る側も変化することを思い出させました。

2020年まではたしかに、むせ返るほどのガールクラッシュが続きましたが、2021年になって今度はキュートなレトロポップのトレンドも見え隠れしています。カムバックを間近にしたCherry Bulletなども、ティーザーからその気配を感じさせています。


David Amberが手がけたTWICEの「Yes or YES」は、レトロな洋楽ポップスのテイストを漂わせながら、決して古臭さを感じさせない、キャッチーで親しみやすい傑作でした。

また、こういう曲が頻繁に聴けるようになるといいです。ガールクラッシュもKawaii系も、どちらか一方に偏らず、バランスよく聴けるような形が理想です。




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