昨夜の「AKB48世界選抜総選挙」の結果は、韓国の「PRODUCE48」ファンの間でも大きな話題を呼びました。
今回の総選挙は「PRODUCE48」初回放送の翌日とあって、韓国でも特に多くの関心を集めたようです。話題の中心はやはり宮脇咲良。韓国では絶対的な人気の宮脇咲良が1位はおろか、2位さえ奪われたことに韓国ファンも落胆を隠せませんでした。
ことに「PRODUCE48」の最初のランキング発表では、宮脇咲良が1位で松井珠理奈が4位だっただけに、予想外の結果は韓国ファンにも少なからず衝撃を与えました。ただ、ここで日本ではなかった韓国だけの興味深い現象が起きています。
3位の発表を受けた宮脇咲良はステージでしばらく放心状態で、となりの岡田奈々に背中を手で支えられていました。また、本人がショックからか上位メンバーの集合写真に姿はなく、今日行われた握手会も欠席になりました。
こうした状況に、韓国ファンの間では宮脇咲良を応援しようという気運が高まり、フォーラムには激昂した投稿も見られました。
その中のひとつには「これは人生一大の事件であり、絶対忘れられない、ファンとして悔しさが極に達する日である.....したがって、我々は、(宮脇咲良の)プロデュース48デビューが目的ではない。プロデュース48 1等!!! めざすのだ!サクラの笑顔を、日本では達せられなかった夢を、私たちが作るのだ!」といった書き込みがありました。
また、それに対し他のファンは「胸に刻んだ」「咲良を1位にしよう」といったコメントを返していました。
さらに、総選挙で振るわなかった「PRODUCE48」参加者への支持の気運は宮脇咲良だけにとどまらず、中西智代梨、千葉恵里、竹内美宥などの圏外のメンバーにまで及びました。韓国ファンはそれぞれが支持する参加者の画像などを上げ、フォーラムに「支援をお願いする」と呼びかけました。
特に「PRODUCE48」初回放送で、日本人として唯一のAランク評価を受けた竹内美宥への注目が集まっています。最初の「事務所別評価」のステージが披露されて以来、「なぜソロ歌手ではなくAKBにいるのか?」「韓国に来るといい。ZION.Tやヘイズ、クラッシュ、ディーンのような音楽がよく似合う」「日本のファンは何を見てきたの?」といった、竹内美宥に関する投稿が倍増しています。
こうした数百の投稿に目を通した結果、昨夜の「世界選抜総選挙」の順位発表は、韓国ファンにとっては発奮材料になりこそすれ、参加者には例え下位だとしても、マイナスのダメージはほとんど感じられませんでした。そこで思い出すのが、「PRODUCE48」の企画が初めて発表された時の指原莉乃の言葉です。
指原莉乃は「PRODUCE48」について「まだ知られていないメンバーたちが自分を売り込むチャンス」と説明しました。現在の韓国ファンの反応を見ると、まさにその通りになっていると感じます。
ですから、「PRODUCE48」に参加している日本人メンバーは、韓国と日本では評価のポイントも観点も違うと認識して、日本での順位結果は気にせず、思い切りやったらいいと思います。韓国ファンは今回の総選挙の順位がどれだけ下であろうと、また圏外であろうとまったく気にしていません。
「PRODUCE48」参加者(一部)の「2018 AKB48世界選抜総選挙」順位結果
1位:松井珠理奈(PRODUCE48/ 4位)
3位:宮脇咲良(PRODUCE48/ 1位)
7位:武藤十夢(PRODUCE48/ 23位)
9位:矢吹奈子(PRODUCE48/ 14位)
12位:高橋朱里(PRODUCE48/ 20位)
19位:小嶋真子(PRODUCE48/ 12位)
20位:白間美瑠(PRODUCE48/ 9位)
22位:岩立沙穂(PRODUCE48/ 46位)
65位:後藤萌咲(PRODUCE48/ 16位)
77位:長谷川玲奈(PRODUCE48/ 61位)
91位:山田野絵(PRODUCE48/ 45位)
[圏外]
宮崎美穂(PRODUCE48/ 17位)
中西智代梨(PRODUCE48/ 22位)
浅井七海(PRODUCE48/ 26位)
千葉恵里(PRODUCE48/ 27位)
村川緋杏(PRODUCE48/ 28位)
竹内美宥(PRODUCE48/ 39位)
中野郁海(PRODUCE48/ 43位)