MAMAMOOが堂々の貫録と共にカムバックしました。
7月16日午後、MOMOMOOは7枚目のミニアルバム「Red Moon」発売記念ショーケースを開きました。今回のアルバムは、2018年新たにスタートした「四季4色プロジェクト」の二番目のカラー“RED (レッド)”がテーマ色です。
タイトル曲「Egotistic」は、前回のタイトル曲「星が輝く夜」に続く、情熱的な夏をイメージさせるラテンテイストなナンバー。ナイロン弦のギターリフと、叙情的でタイトなボーカルが絡みながら、MAMAMOOの「レトロ」に続くもうひとつのライン「ラテン」を、ダイナミックに聴かせて確立させています。
3年前に私はMAMAMOOを「最も米国に近いK-POPガールズグループ」と紹介しました。「Piano Man」のあとの頃です。その後、2016年上半期には大ブレイクを果たし、カムバックごとにスケールアップした姿を見せてきました。
そしてその度に「米国に近い」音楽性の純度も上がっていきました。今回の新作を聴くと、もはや「米国に近い」ではなく、「米国(洋楽)そのもの」、ビルボードTOP40で流れて来ても、何ら違和感ない域に達しています。音楽だけではなく、ソラを中心としたボーカルワークも含めてです。
長らくMAMAMOOと言えば、スタンダードなジャズやR&Bを軸とした「レトロ」コンセプトがグループのカラーでしたが、前作以降はそこに新たに「ラテン」のラインが加わって、MAMAMOOの音楽性により一層の幅が生まれました。
もはや、K-POPガールズグループの中でも別格の大御所感さえ漂い始めたMAMAMOO。今年の夏の「ガールズグループ大戦」の先陣を切って、暑い夏をさらに盛り上げてくれそうです。