[日刊スポーツ]
希代の詐欺である。国民プロデューサーはあって無きが如しだった。過去の栄光さえすべて色褪せた時間になった。
Mnetアン・ジュンヨンPDが「プロデュース」(以下「プデュ」)シーズン1と2の順位操作疑惑を一部認めた。これにより、過去2016年のシーズン1を皮切りに、今年のシーズン4まで放映された「プロデュース」シリーズは、「全シーズン操作」という歴代級不名誉を被った。
また、各シーズンを通じてデビューしたI.O.I、Wanna One、IZ*ONE、X1も、他意による「操作グループ」の汚名を着ることになった。操作によって被害を受けた練習生の悔しさは言うまでもないが、デビューに成功したメンバーも、スッキリしない過程と結果を抱くようになった。
まだ活動期間が残ったIZ*ONEとX1の歩みには、すぐに暗雲が立ち込めた。
ソウル警察庁サイバー安全課は、グループI.O.IとWanna Oneを輩出したプロデュースシーズン1(2016)、シーズン2(2017)最終回投票の結果と視聴者投票の「データ間の差」を発見し、捜査を行っている。
「プロデュース」シリーズのメイン演出アン・ジュンヨンPDは警察の調査の過程で、昨年6〜8月に放送された「プロデュース48」(シーズン3)と、今年5月から7月に終了した「プロデュースX101」(シーズン4)の順位投票操作の疑いは認めながらも、「シーズン1、2は操作がなかった」と否定した。
しかし、検察に送致された14日午後、シーズン1とシーズン2の操作疑惑についても、いくつかを認定、最終的には「前シーズンの操作」を認めた。国民プロデューサーと練習生の純粋な心は、他人の夢と希望を利用して売った彼らによって理由もなく、罪なく翻弄されてしまった。
(練習生の息子への応援を呼びかける父親)
アン・ジュンヨンPDとキム・ヨンボムCP(チーフプロデューサー)は、この日午前、業務妨害、詐欺、請託禁止法違反などの疑いで検察に起訴意見送致された。彼らは鍾路警察署留置場を出て、「投票数の操作の疑いを認めるか」との取材陣の質問に「申し訳ない」と短く答えた後、護送車に乗り込んだ。
業務妨害などの疑いで一緒に立件された制作陣と芸能企画会社の関係者8人を、在宅状態で検察に渡した。このうち企画会社関係者2人不起訴意見送致された。
警察の調査は、CJ ENM高位関係者を含む10人を立件し、捜査の方向を拡大し、関連企画会社らに対する捜査も進行中だ。
CJ E&M側は「重い責任と本当に申し訳ない気持ちを持っている」とし「現在の会社内部で真正性ある謝罪と責任に応じた適切な範囲、被害補償、再発防止と刷新対策などを用意している」と具体的な内容のない謝罪文だけを何度も伝えている。
https://entertain.naver.com/read?oid=241&aid=0002979812