今月の少女のタイトル曲「So What」の音楽プロデューサーは、SMエンターテインメントのイ・スマン会長その人でした。
2月5日、今月の少女は新作ミニアルバム「#」とタイトル曲「So What」でカムバックしました。「So What」は独創的な前作「Butterfly」とは全くタイプの違う、典型的な強めのガールクラッシュナンバーで、今月の少女にとっては正しく新境地そのものです。
カムバック直前にはSMエンターテインメントのイ・スマン会長がアルバムプロデュースに参加したことが伝えられました。会長が他の事務所の歌手のアルバムに参加したことは異例のことです。
記者向けのショーケースで今月の少女は「イ・スマンプロデューサーがグローバルプロジェクトを進行する中で今月の少女を知り、私たちがアップしたNCT 127の『Cherry Bomb』のカバー動画を見て可能性があると判断して、音楽プロデューサーとして喜んで参加してくれた。私たちも光栄に思っている。イ・スマンプロデューサーに感謝している」と伝えました。
ところで会長はアルバムでどの程度、プロデュースに関わっているのでしょうか…。
とりあえず新曲「So What」MVのエンドロールを見て驚きました。
イ・スマン会長には、楽曲の音楽的な要である「Music Producer」のクレジットが付いています。かつて、今月の少女の「Music Producer」と言えば…
(LOONA / Butterfly MVエンドロール)
そう、今月の少女のコンセプトそのものから、LOONAVerseという独自の世界観までを生み出した統括プロデューサーJaden Jeongことチョン・ビョンギ氏の所定の位置でした。
よもやそこに、あのイ・スマン会長の名前が入ることになるとは、誰が想像できたでしょうか…。長らくLOONAを追って来たファンにとっては、驚天動地の出来事と言っても決して大げさではありません。
一方のチョン・ビョンギ氏は、最近はボーイズグループOnlyOneOfに専心しています。奇しくもつい最近、OnlyOneOfは新しいシングルアルバムでカムバックしました。彼らの音楽にはバックボーンの世界観も含めてJaden Jeongワールドが炸裂しています。
この曲を今月の少女が「Butterfly」の続編としてリリースしたとしても、何の違和感もないような雰囲気があります。
しかし今月の少女は、こうしたムードとはキッパリ縁を切った新曲をリリースしました。
この新曲がグループをどのような境地へと導くのか? 新たなファンを獲得し、これまでにない大反響を呼ぶのか、それとも、かつての音楽性を愛するファンから目を背けられるのか?
現時点ではまだ何もわかりませんが、ともかくも彼女たちがグループ開始以来、最大の変化に挑んでいることはたしかです。その意欲的な試みの行方をしっかりと見守りたいと思います。
今月の少女[#]発売記念ショーケース [LIVE]
이달의 소녀(LOONA) - So What | Performance Video (4K)