ホ・ユンジンのデビューまでの道のりは、決して安易なものではなかったようです。
10月中旬のカムバックが確定したLE SSERAFIMのホ・ユンジンは、最近出演したラジオ番組でデビューまでのいきさつに触れ、驚くような事実を明かしました。
ホ・ユンジンは2018年放送のMnet「PRODUCE48」に、イ・カウンと共にPLEDIS練習生として出演しました。ここで披露した高いボーカルスキルと優れたビジュアルで、多くのファンの注目を集めました。
残念ながらデビューグループ入りは逃したものの、オーディション終了後もイ・カウンと共にキリンズと呼ばれて親しまれ、V LIVEを通じてファンと盛んに交流していました。
その後、イ・カウンが他の事務所に移籍したのを機に、ホ・ユンジンの姿は次第に見かけなくなっていきました。
この頃にについてホ・ユンジンは、「練習生として月末評価のためだけにトレーニングに励んでいた」と話しました。また、デビューも見えないまま、そうした日々が続く状況に不安を感じていたとも語りました。
そしてある時、月末評価の結果、力不足で事務所を解雇されたと明かしました。その後は米国に帰り、音楽のことは諦めて一般職で働いていこうと考えていたことも話しました。
米国で煮え切らない日々が続いていたある日、かつての所属事務所から「新しいグループLE SSERAFIMに入ってほしい」と熱烈なオファーがあったといいます。
しかし、その頃のホ・ユンジンは「アイドル」という言葉を聴くのも嫌なほどで、すぐには決め兼ねたようです。そうした中、ふと手にしたギターを弾きながら歌った時に「やはり私には音楽が必要だ」と気づいたといいます。
そして韓国からのオファーに応え、米国を後にして新しいグループの準備のために、再び韓国へ戻ったということでした。最初はPLEDISに戻り、そこから同じHYBE傘下のSOURCE MUSICに移籍したと考えられます。ホ・ユンジンのSOURCE MUSICへの移籍は、昨年下半期に韓国メディアが報じていました。
事務所側が、すでに解雇した練習生のホ・ユンジンに、米国という遠い場所にいるにも関わらず熱烈なオファーをした理由は何でしょうか?
多分それは、彼女に対するファンの期待が大きかったことも影響しているかもしれません。宮脇咲良の新グループが、初めて各国のファンベースで取り上げられたのは昨年の春頃のことでした。
この時点で新ガールズグループは、宮脇咲良、キム・チェウォン、そしてホ・ユンジンが有力なラインナップと予想されていました。ホ・ユンジンはずっとPLEDISに練習生として在籍しているものと考えられていたからです。
ですからラジオでの告白は、その頃からHYBE X SOURCE MUSICの新ガールズグループの情報を追っていたファンにとっては、"衝撃的"と言っても決して大げさではないほどのものでした。私も思わず「えっ!?」と声を出してしまいました。
もしかすると、各国のファンベースがホ・ユンジンのメンバー入りを当然と考えていた頃(昨年の前半)、当のホ・ユンジン自身はまだ米国にいたのかもしれません。
ファンたちの熱い思いがまず先にあって、それを受けて事務所側が米国のホ・ユンジンにオファーしたのかもしれないと思いました。もしそうだとすると、ファンの思いや動きには大きな力があると言えそうです。あくまで仮定での話ですが…。
ホ・ユンジンが最近発表したオリジナル曲は、最初は洋楽アーティストのカバー曲と本気で勘違いしたほどに、洗練された優れた作品でした。ボーカルもオペラを学んでいたとは思えないような、ロック・ポップス的な味のある繊細な表現でした。
ですから、LE SSERAFIMとして再び音楽に関わるようになって本当によかったです。グループのメインボーカルとしての活動はもちろんのこと、楽曲制作にも積極的に取り組んでいってほしいです。
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