XGが目の覚めるようなボーカルパフォーマンス映像を公開しました。
9月30日、XGはYouTube公式チャンネルを通じて、メインボーカルCHISAによるトリー・ケリー「Nobody Love」のカバー動画を公開しました。
XGはこれまで団体のダンスパフォーマンスを中心に動画を公開してきました。ボーカルパフォーマンスとしては、同じくメインボーカルのJURIAとCHISAが共演したジャスティン・ビーバー「Peaches」くらいでした。
また「Peaches」は静かなミディアムバラードであるため、パフォーマンスは二人のメインボーカルのアンサンブルにスポットが当てられていました。
それに対し、今回の「Nobody Love」は初めてのソロボーカル・パフォーマンスであるのに加え、実力者トリー・ケリーの音域の広い難曲である点で、これまで公開されたXGのコンテンツにはなかったタイプのものになっています。
CHISAはすでに自身のボーカルスタイルを確立させており、声は現代的で通りが良く音程も安定しています。事前の情報がなければ、日本人の歌手が歌っているとは気づかないほどのレベルの高さで、さすがはパフォーマンス・スキルに定評があるXGのメインボーカルといった印象です。
特筆すべきはハイトーンのきれいさ。最も高い音で「A♭5」に達しています。CHISAはこれを地声で難なくクリアして、その後も特に苦しそうな様子もなく歌いきっています。
一般に「A♭5」を地声である程度の余裕をもって発声できる歌手は、K-POPのメインボーカル級でもそうはいません。加えてCHISAの場合、ただ「A♭5」に達しているのではなく、音楽として生きた表現になっているのですから尚のことです。
今回はトリー・ケリーのカバーでしたが、多分CHISAの声質だとアリアナ・グランデなどが更に合いそうな気がします。機会があればそうしたカバーも聴いてみたいです。また、もうひとりのメインボーカルJURIAのソロパフォーマンスにも期待したいです。