Billlie | 'trampoline' M/V 今から10数時間前、時を同じくして2組のK-POPガールズグループが傑作MVを公開しました。まずひとつ目はBilllie。これまでにもBilllieはクオリティの高い楽曲を数多くリリースしてきましたが今回は格別です。鬼才ハンジョンスPDがいよいよその正体をむき出しにしてきたという感じ。作詞・作曲・編曲に名を連ねるC'SAは、かつてシンシアの名で「MOMOLANDを探して」「アイドル学校」に出演したことでも知られています。2021年からプロデュース業を開始しBilllie以外にもaespa、NMIXX、fromis_9、Kep1erなどに楽曲を提供してきました。ハンジョンスPDとC'SAは要注目です。

XG - IYKYK (Official Music Video) 二つ目はXG。2001年にリリースされたm-floの"Prism"をサンプリングした楽曲で、2-Stepリズムが生み出す疾走感が、これまでにないXGの新たな魅力を引き出しています。デビュー前からXGを育ててきたサイモンPDもいよいよ遠慮なくなってきました。YouTubeコメント欄にはm-flo本人が感謝のメッセージを記しています。


2022-10-02

【XG】メインボーカルのCHISA、トリー・ケリー「Nobody Love」ボーカルパフォーマンス公開…実力派集団を象徴する驚異的なハイトーン


XGが目の覚めるようなボーカルパフォーマンス映像を公開しました。

9月30日、XGはYouTube公式チャンネルを通じて、メインボーカルCHISAによるトリー・ケリー「Nobody Love」のカバー動画を公開しました。

XGはこれまで団体のダンスパフォーマンスを中心に動画を公開してきました。ボーカルパフォーマンスとしては、同じくメインボーカルのJURIAとCHISAが共演したジャスティン・ビーバー「Peaches」くらいでした。

また「Peaches」は静かなミディアムバラードであるため、パフォーマンスは二人のメインボーカルのアンサンブルにスポットが当てられていました。

それに対し、今回の「Nobody Love」は初めてのソロボーカル・パフォーマンスであるのに加え、実力者トリー・ケリーの音域の広い難曲である点で、これまで公開されたXGのコンテンツにはなかったタイプのものになっています。


CHISAはすでに自身のボーカルスタイルを確立させており、声は現代的で通りが良く音程も安定しています。事前の情報がなければ、日本人の歌手が歌っているとは気づかないほどのレベルの高さで、さすがはパフォーマンス・スキルに定評があるXGのメインボーカルといった印象です。


特筆すべきはハイトーンのきれいさ。最も高い音で「A♭5」に達しています。CHISAはこれを地声で難なくクリアして、その後も特に苦しそうな様子もなく歌いきっています。

一般に「A♭5」を地声である程度の余裕をもって発声できる歌手は、K-POPのメインボーカル級でもそうはいません。加えてCHISAの場合、ただ「A♭5」に達しているのではなく、音楽として生きた表現になっているのですから尚のことです。


今回はトリー・ケリーのカバーでしたが、多分CHISAの声質だとアリアナ・グランデなどが更に合いそうな気がします。機会があればそうしたカバーも聴いてみたいです。また、もうひとりのメインボーカルJURIAのソロパフォーマンスにも期待したいです。



Posted in  on 10/02/2022 by TEN |  

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