矢吹奈子が日本の本拠地の舞台でグループに完全復帰しました。
26日、福岡市の「西日本シティ銀行 HKT48劇場」で開催された、自身の20歳の誕生日を祝う「生誕祭」に矢吹奈子が出演し、約3年ぶりに劇場公演に復帰しました。
2018年9月10日の初日以来となった、チームHの「RESET」公演の舞台に立った矢吹奈子は、開演後も若干緊張の色を見せたものの、ファンが掲げた「Welcome back Nako」と書かれたメッセージボードに「うれしい」と笑顔を見せました。
また、矢吹奈子の復帰を待ち続けた相棒の田中美久とは、序盤から微笑ましいやりとりを披露。自己紹介では「早く大人になりたかったので、20代になれてうれしい」と心境を明かしました。
そして、田中美久が進行したアンコールでの「生誕祭」本番では、松岡菜摘が母親からの手紙を代読。「心優しい子に育ってくれて、自慢の娘です。これからもキラキラ輝けるように全力で応援します」との言葉に「ちょっとうるっとしちゃった」と目を潤ませました。
またスピーチでは、17歳以来の生誕祭で「変な緊張感がある」と切り出した矢吹奈子は「韓国から帰ってくる時、不安だったけど、メンバーもファンも温かく迎えてくれて感謝の気持ちでいっぱい。ありがとうございます」と頭を下げました。
また、二十歳の節目に劇場に復帰したことについては、「大人の一歩を踏み出すところ。この1年はもっともっと幅広くいろんな面で活躍できるように、たくさん努力して、ちょっとでも皆さんの前に立てるように頑張りたい。20歳の奈子もよろしくお願いします」と、今後の活動に対する意気込みを伝えました。
メンバーは「おめでとう」と声をかけ、ファンは盛大な拍手で矢吹奈子を祝福しました。
二人の活動拠点は離れていても、韓国で2年半の期間を共に過ごし、IZ*ONEとしての活動を通じて得たもの、持ち帰ったものは同じだと思います。それを、それぞれの場所から発信することで、日本のアイドル界に刺激を与え、新風を吹き込んでほしいです。
日本のアイドルは韓国のアイドルに比べて、決して能力的に劣っていません。ただ、今まではそれを発揮できる場がなかっただけです。二人にはこれから、それができる場を作ってほしいです。
48グループに帰ったからと言って、無理にそこに自分を押し込めることなく、むしろ韓国での経験を誇りに思って、悠然として活動してほしいです。そのことが自然と他のメンバーたちへの刺激となり、日本のアイドルがより可能性を発揮できる場を生むことにつながるはずです。