FNC JAPANのガールズグループ・PRIKIL(プリキル)が5日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 SPRING & SUMMER」に出演。有観客の会場で初めてのステージを披露しました。
メンバーのYUKINOは「デビュー前にステージに立てるなんて夢みたいです。みなさんのおかげです」と観客と生配信の視聴者に感謝を伝えました。
5月4日にリリースされる「SOMEBODY」をNANAは、「誰にでもなれる、どこにでも行けるという、みんなの背中を押すパワフルな曲」と紹介。さらに振り付けの“くるくるダンス”もアピールし、「愛してます」「関コレ最高~!」と会場を盛り立てました。
PRIKILの最もユニークなところ。それはK-POPの有名な芸能事務所の日本支店が、初めてそこを拠点としたガールズグループを立ち上げたという点です。NiziUは日本活動が主ですが、所属は韓国のJYP本店です。
また、HYBE JAPANは現在進行形で、LDHと組んだ新しいガールズグループのオーディション中ですが、まだデビューグループは誕生していません。その他、例えばSMやYGの日本支店からガールズグループがデビューしたという話は聞いたことがありません。
ですからこの手の試みはPRIKILを生んだFNC JAPANが最初ではないかと思います。そのFNC JAPANでさえ、数年前まではAOAやFTISLANDなどが日本活動をする際のマネジメントの拠点というイメージのみでした。
そこからPRIKILのようなグループが誕生しただけでも画期的なことで、その上もしPRIKILが一定の成功を収めたなら、今後、同じようなことを考える韓国の芸能事務所群にも、少なからず影響を与えることになると思います。
ここにHYBE JAPANとLDHのガールズグループが成功という形で加われば、日本支店からのガールズグループ誕生の動きはより広がりを見せるかもしれません。もし仮に女性版のPRODUCE101 JAPANなどが開催されれば、流れは決定的になりそうです。
K-POPアイドルの日本活動をサポートしてきたKiss Entertainmentも、近年は自社でオーディションを行い、直属の練習生の育成に力を入れているようです。
それと、少し話は逸れますが、avexから間もなくデビューするXGは、そもそもがYGと共同のプロジェクトが発端となったグループであるため、根本的に日本のアイドルの一般的なレベルを遥かに超えています。全員が日本人であるにも関わらずです。
このことは、avexダンスアカデミー出身のKep1er江崎ひかるのパフォーマンスを見ればわかると思います。
このように日本にも様々な形でK-POPの潮流が押し寄せています。その象徴的な第一歩を踏み出すのが、FNC JAPANが生んだガールズグループPRIKILと言うことができるかもしれません。その意味でもPRIKILの今後の動向から目が離せません。
いざステージに立ったら緊張してしまいました。でも皆さんとお会いできて嬉しかったです!とっても楽しかったです💛#RINKO
— PRIKIL OFFICIAL (@PRIKIL_OFFICIAL) March 7, 2022
PRIKIL - ‘Love So Sweet(Cherry Bullet)’ DANCE COVER
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