15日、所属事務所であるHYBE傘下のレーベルADORによると、NewJeansのデビューアルバム「New Jeans」は、発売後1週間で31万1271枚の販売が集計されました。これは歴代ガールズグループのデビューアルバムの中で、発売初週の販売数の最高記録です。
NewJeansはミンジ・ハニ・ダニエル・ハリン・ヘインの5人で構成され、先月22日にデビュー曲「Attention」のミュージックビデオ公開でサプライズデビューしました。
アルバムを公開してから1日で26万2815枚を販売して、ガールズグループデビューアルバムの初日販売数でも歴代1位を記録していました。
NewJeansは韓国の主要音源チャートにおいても1位を席巻しています。
彼女たちの音楽は聴く人を選ぶ、限られたファンダムに特化したものだと思っていましたから、この結果は予想外でした。
NewJeansのデビューアルバムは、現在の主流から外れているとHYBEの内部でも不評の意見があったと伝えられています。たしかに、中毒性のあるフックを擁した、インパクトの強い現在のガールズグループ楽曲の主流からはかけ離れています。
加えてNewJeansのミュージックビデオは、1曲に4パターンを用意した上、それぞれのビデオにはイントロビデオの最後まで再生しないと、入り口にさえたどりつけない仕掛けになっていました。これはYouTube再生数至上主義に真っ向から闘いを挑んだ形です。
ですから少なからぬK-POPファンはNewJeansの音楽を評価しながらも、派手な売り上げやチャートアクションは望めない"通好み"のグループになるものと予測しました。
しかし、結果は御覧の通りで、たしかにYouTube再生数では派手な伸びはないものの、音源、音盤ともに最上級の成功を収めています。
この結果がK-POPガールズグループの大きな変換点になるかもしれません。良い音楽を作ればYouTube再生数に関係なくしっかり売れるのです。ファンはちゃんと見ています。
NewJeansは女性であるミン・ヒジンCEOがプロデュースした点でもユニークです。これまでのK-POPガールズグループは、SMのイ・スマン会長、JYPのパク・ジニョン代表、YGのヤン・ヒョンソク元代表といった男性プロデューサーの手による成功がほとんどでした。
NewJeansは女性のプロデューサーが時代の主流に阿ることなく、自らの感性を信じそれを貫いた結果、成功に至った画期的なガールズグループと言えそうです。