今回のSIGNALは一度に3つぐらいの新情報が出てきました。
まずひとつ目は、tripleSが現時点での10人完全体として、タイトル曲をリリースすることが発表されました。
完全体は毎年、1年が終わり新年に入れ替わるごとに自然発生 (?)するとのこと。今年は10人ですが、来年はさらに増える可能性があります。
先日公開された日本人メンバーのカエデを含めて、現時点でS9 (9人)ですから、10人にはもうひとり必要になります。
ふたつ目の新情報は、初の完全体のタイトル曲を、マスター (ファン)が直接選ぶというシステムです。ジャンルが違う候補曲が8曲用意され、マスターはそこから1週間 (12/1~12/7) をかけて1曲をタイトル曲に選びます。
K-POPガールズグループのアルバムを聴いていると、タイトル曲より収録曲の方が良いケースが多々あるので、複数のマスターが投票で決めるシステムは、"ファンが求める"良い曲を逃さない意味でも画期的で望ましい形だと思います。
過去にはKARAがタイトル曲「Wanna」でカムバックしたところ、ファンの間から「アルバム収録曲の"Mr."の方が絶対良い」との声が多数湧き起こり、事務所がそれに押されて急遽、タイトル曲を「Mr.」に差し替えたということがあります。
その後のKARAの成功は多くの人々が知る通りです。
3つ目は10人目となるメンバーが早速登場したことです。顔と名前は伏せられたままでしたが、小学3年生から練習生生活を送ってきたという事実や、今年の2月から小さなsとしてひとりで練習してきたエピソードが明かされ目を引きました。
ですから、S10に選ばれ「おめでとうございます」と声をかけられると、彼女はうれしさで思わず泣きだしてしまいました。カエデとS10の2人は、とりあえずはユニット活動を経ずに、いきなり完全体(現時点の)でのデビューになりそうです。
tripleSの場合、個々のユニットの成功や存続よりも、様々なメンバーの組み合わせにより生まれる多彩なケミストリーを楽しむことが目的のようです。ですから過去の慣例にとらわれずに、とにかく生まれてくるものを楽しんでしまう姿勢が良いようです。
個人的には10人完全体のタイトル曲として、マスターはどのような曲を選ぶのかがとても楽しみで興味深いです。もしこれが上手くいけば、tripleS以外の外部にもこの試みが広がっていくかもしれません。