TWICEの米国進出の成功が現実味を帯びてきました。
20日に全世界同時リリースされたTWICEの新しい英語シングル「MOONLIGHT SUNRISE」が、米国Spotify初日のストリーミングデータで39位のキャリアハイを記録しました。
これは「Talk That Talk」の89位を大きく更新したばかりでなく、最初の英語シングル「The Feels」の174位から桁違いの大躍進を果たした形です。TWICEの米国での浸透度が目に見えて表れた結果で、今後のビルボードの成績も期待されています。
新曲「MOONLIGHT SUNRISE」のポイントはコード進行にあり?
12thミニアルバムの先行公開曲「MOONLIGHT SUNRISE」は、楽曲全体を貫くコード進行が印象的です。いわゆる「Just the Two of Us進行」「丸ノ内サディスティック進行」と呼ばれるコード進行がイントロから最後まで続いています。
このコード進行はフューチャー・ベースやネオ・シティポップでよく聴かれるほか、日本でもVaundy、iriなど昨今人気のアーティストの曲でも確認できます。K-POPではtripleSのユニットAcid Angel from Asiaの楽曲「Rolex」で用いられていたのが印象的でした。
しかし人気のコード進行とは言え、最近はどちらかと言えばJ-POPなどアジア圏の音楽で耳にすることが多いのも事実です。ですから、この進行を基盤とした「MOONLIGHT SUNRISE」が果たして今の米国でどこまで受け入れられるだろうか?と思うところもありました。
それだけに今回のTWICEの大躍進の結果には、TWICEの人気が世界規模になってきたという驚きと「Just the Two of Us進行」「丸ノ内サディスティック進行」がビルボードでも普通に聴けるかもしれないという二重の驚きがありました。
しかしよく考えれば「Just the Two of Us」は1980年のグローヴァー・ワシントン Jr.による全米ビルボードNo.1ヒット曲ですから、別に不思議なこともないとも言えます。
最近はNewJeansも米国でめざましい躍進を続けています。K-POPガールズグループがビルボードの常連になるような日が、もしかしたら近づいているのかもしれません。