Billlieが想像を超えた美しい音楽と共に帰って来ました。
MYSTIC STORYのガールズグループBilllieは28日、4thミニアルバム「the Billage of perception: chapter three」をリリース、併せてタイトル曲「EUNOIA」のミュージックビデオが公開されました。
それぞれ1分程度の音源でしたが、これまでのBilllieの音楽になかったほどにスケールが大きく、それらを含む新作アルバムが並のものでないことは容易に想像できました。
そしてようやく全編を通して聴いたアルバムは、まさに期待以上でした。
GALACTIKA *が手がけた「nevertheless」は、後半の盛り上がりの迫力が途方もないです。ハラムがここまで本意気で発声しているのは初めて聴きました。またそれとは対照的なツキを始めとするメンバーたちのつぶやくような声。こんなにも離れた表現が同じトラックの中で違和感なく共存していることに驚きます。今まで聴いたBilllieの楽曲の中で最も感動的です。
「various and precious (moment of inertia)」は、ファンソングとしてフルで公開された時点から特に注目されていた曲でした。あらためて聴いてみると、この曲がアルバムのカラーを決定付ける重要な役割を担った曲であるのがわかります。個人的には4thアルバムで一番のお気に入りで、一日中でも聴いていられるほどです。
「EUNOIA」はやはり、アルバムの中ではもっともタイトル曲にふさわしいキャッチーな導入を持った曲で、MVの雰囲気も含めてこれまでのBilllieにはなかった方向性を打ち出しています。Bメロにあたる部分がお洒落で好きです。
「enchanted night ~ 白夜」は予告動画の段階からすでに人気で、アルバムの中心的な楽曲になると期待を集めていました。実際にフルで聴いてもそれを裏切ることなく、クールでありながら壮大さもある、予想した通りのアルバムの軸になる楽曲でした。
アルバム「the Billage of perception: chapter three」には他に、「lionheart (the real me)」「extra-ordinary」を含む全6曲が収録されています。
Billlieはタイトル曲の一曲より、アルバム全体を通して評価すべきグループです。特に今回のアルバムはその傾向が強いです。収録曲が素晴らしすぎます。
「音楽通」の友達がいたらぜひ、Billlieの新作アルバムを薦めてみてほしいです。K-POPには関心がない人ほどいいかもしれません。Billlieの音楽はすでに「K-POP」の枠に収まりきらない領域に達しています。
