山本すずという名の無名の練習生が注目を集めています。
お伝えしている通り、PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSは、3日にシグナルソングの「推しカメラ」、4日に練習生たちの「1分PR」の動画を公開しました。
1. 笠原桃奈(アンジュルム)
2. 櫻井美羽(Nizi Project, Girls Planet 999)
3. 加藤心(Cherry Bullet)
4. 山本すず
5. 石井蘭(Girls²)
ほとんどが過去にオーディションも含めた活動歴がある中で、唯一「山本すず」だけが、そうした歴のない無名の練習生なのが目を引きます。
なぜ、無名の彼女が名の知れた面々と並んでトップ5入りしているのか? 気になって、山本すずとはどういう人物なのか調べてみました。
まずは「1分PR」でも披露しているように、山本すずは小学生時代から空手を習い、その界隈ではよく知られた子だったようです。以下のような書き込みがありました。
・私空手してたんやけど山本すずちゃん、なんか名前聞いたことあると思って小6の時の全国大会のトーナメント表見てみたら組手5位でもう笑い止まんねぇ
・山本すずって子が空手やってるってTLに流れてきて私もやってたから調べてみたら全中出てるのね。ほんとに強い人しか出れないやつで(各県1人か2人だった気が) 全空連組手やってる人達が目指してる場所って言っても過言じゃない
・小学生時代ほぼ全国5位以内に入り2回も全国優勝している山本すずさん、最高
その後、山本すずは韓国K-POP事務所入りをめざすためのスクール「K-POP STUDIO FANCY」の生徒となり、中学3年生の2021年12月にスクールを通じてSOURCE MUSICのオーディションを受け1次審査に合格。その時の映像が今も残っています。
2021年12月と言えば、SOURCE MUSICのLE SSERAFIMがデビューする半年ほど前で、11月には事務所の代表とパフォーマンスディレクターがオランダに滞在していました。カズハはそこでスカウトされました。
山本すずは2022年5月に韓国に渡ったようなので、その頃デビューしたLE SSERAFIMをめざすには遅いと考えられます。また、渡韓して4, 5か月後には事情により日本に帰国したようです。
それでもSOURCE MUSICの練習生になったのであれば、もしかするとチェウォンやサクラたちと面識があったかもしれません。
山本すずは韓国から日本に帰国後、個人でPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLSのオーディションに応募したようです。
ところで、山本すずがいた「K-POP STUDIO FANCY」のYouTubeチャンネルをチェックしたところ、思いがけない発見がありました。
現在、韓国でガールズグループtripleSの日本人メンバーとして活動するカエデがスクールの出身で、オーディションに合格してメンバー入りしたことを動画で知らせていました。
話を山本すずに戻して…
なぜ無名の彼女がトップ5の人気なのか、その秘密を過去に探りましたが結局、そこに答えは見つかりませんでした。
SOURCE MUSICの練習生だったことも今回、初めて知られたことなので、人気に反映されるような活動とは言えません。つまり山本すずはつい最近公開された「推しカメラ」、「1分PR」動画、プロフィール写真を通じてのみファンに存在が知られ、見つけられたことになります。
シグナルソング「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」ではAクラスの立ち位置で、ソロの歌割まで与えられているので、すでに収録が始まっているであろうプログラムの中でも、トレーナー陣から一定の評価を受けていると考えられます。
プデュの醍醐味はまったく無名の練習生が国民プロデューサーに見つかり、スターへの階段を上るところにもあるので、そういった意味でも山本すずのような無名の練習生たちの活躍に大いに期待したいです。
山本すずから漂うのは純和風なアイドルや女優のムードでありながら、ダンス・ボーカル共に高いレベルなのが魅力です。「日本のプデュ」を象徴する存在かもしれません。