24日に自身のInstagramでライブ配信を行って以降、元練習生ハンソヒに関する議論が続いています。
韓国での大勢の意見としては、仮にデビューしたとしても音楽番組などのメディアが相手にするはずもなく、充分な活動は不可能だろうと静観する構えが主流です。ハンソヒの言動やデビュー云々は認められないとする見方です。
一方で、ハンソヒのフェミニスト的な発言に同調する向きも出てきて、麻薬は認められないが、その他の言動については大筋でハンソヒの考えに賛同するという立場も多く見られます。意外なほどに擁護派の意見が目立っています。
しかし、それに関しても冷静に批判的な態度をとる人々も多くいます。今回の件に関しては、落ち着いて考えれば議論するまでもないことなので、やがてはあるべき形に収まっていくことと思われます。
ところでハンソヒがライブ配信を行ったInstagramアカウントは、開設されてからまだ2日余りです。それに先立つこと10日ほど前の12日に、彼女は自身のFacebookを昨年12月以来、約9ヶ月ぶりに更新しています。この間、事件の発覚から裁判まで様々なことがありましたが、久しぶりの更新の初回として、彼女はボーカルのカバー動画を公開しています。
歌っているのはカリナ・パジアンの「Slow Motion」です。あくまで歌だけに関して言うなら、彼女のボーカルはやはり素晴らしいです。声がなめらかで表現にも奥行きがあります。聴いていると、その世界に引き込まれ、「あんな事件さえなければよかったのに…」と残念に思ってしまいます。
私が昨年の春頃、ブログを通じてハンソヒの存在をお伝えし、より知ってほしいと願ったのはこの歌声があったからです。
きっかけはこの動画で初めて彼女の歌を知ったことでした。
これは彼女がJYPのオーデイションを受けた際のボーカルデモ音源です。まだ、10代半ばと思われる彼女の歌声には、年齢にはそぐわない深みがあり、そのスケールの大きさに早くのデビューを待ち望んでいました。その頃ハンソヒは、Jellyfishの新しいガールズグループ(のちのgugudan)の、有力なメンバー候補とされていました。
私は今も、ボーカリストとしての彼女は素晴らしいと思っています。だからこそ、もっと自分を大事にして、与えられた才能を活かせるように精進してほしいです。彼女の歌には人を感動させる力があるのです。
再開したFacebookには何気ない日常の他、オフィシャルな撮影を思わせる写真もいくつかあります。新しい事務所に関連した画像かもしれません。
何かが動き始めているのは確かなようです。
もし、デビューの話が本当ならば、尚のこと意識を高くもって、人に感動を与えられる歌手としてステージに立ってほしいです。
… たった今、記事を更新したと同時にハンソヒが新たなボーカル動画を公開していました。力のある声です。くだらないことにうつつを抜かさずに、こうしてどんどん歌をあげていったらいいです。(Adele - When we were youngカバー)