Mnet「PRODUCE48」に出演した韓国とロシアのハーフでアメリカ出身の練習生アレックス・クリスティーン(Alex Christine)を覚えているでしょうか?
彼女は一定基準のダンスとボーカルの実力を持ちながら、残念ながら番組では早期に敗退となっていました。しかし、韓国の芸能コミュニティでは今も、折に触れて番組の想い出と共に話題に上る人物です。
そのアレックス・クリスティーンが最近、本格的な韓国デビューのために21日からプロモーションで韓国滞在中の7SENSESを「私の先輩たち」と自身のインスタグラムで呼び、リリースされた韓国語版「SWAN」をジャケット写真付きで紹介しました。
アレックスはインスタで「私の先輩たち7SENSESは初の韓国のシングルを公開しました!どうぞ聴いてください!韓国デビューたくさん期待して応援してください!」と7SENSESへの応援を呼びかけました。
ここで気になるのが「私の先輩たち」という表現で、アレックスは7SENSESのことを同じ事務所の先輩のように呼んでいます。
これはどういうことかと言うと、アレックスが所属する韓国の映像制作会社ZANYBROSは、「ZB LABEL」という事務所名でアイドルマネージメントにも進出しており、アレックスはその所属タレント第1号だというのです。
しかも、「ZB LABEL」は23日にソウルで開催される7SENSESの初の韓国ファンサイン会を主催していて、「ZB LABEL」は7SENSESが韓国活動をする上での、拠点となる事務所になるらしいのです。ですからアレックスは7SENSESのことを「私の先輩たち」と呼んでいるのです。
以下は7SENSESのファンサイン会を告げる「ZB LABEL」の公式インスタグラム。
しかしここで疑問が…
いくら同じ事務所とは言え、アレックスは「ZB LABEL」の最初のタレントである上、韓国においては「PRODUCE48」を通じて7SENSESよりも知名度があります。そこまでへりくだる必要もなさそうですが、「先輩たち」という呼び方には、実はほんとうの理由がありました。
SNH48はまだAKB48と袂を分かつ前の2014年から、「ZB LABEL」の親会社であるZANYBROSとつながりがありました。
SNH48の第一回総選挙で選ばれたTOP16によるAKB48カバー曲『UZA』MVで、初めてZANYBROSを起用して韓国でMVを撮影して以降、2015年にはAKB48楽曲カバー『ハロウィン・ナイト』で再びZANYBROSにMV制作を委託しています。
その後、2016年4月に7SENSESが結成されると、SNH48はZANYBROSへの出資を発表。同年6月にSNH48とAKB48が決裂してからも、SNH48はZANYBROSへMV制作の委託を続けています。
つまり、アレックスが韓国へ来て「ZB LABEL」に所属するずっと前から、SNH48及び7SENSESは親会社のZANYBROSと深いつながりがあったのです。そうした背景があってのアレックスの「私の先輩たち」という表現なのです(こちらのサイトに詳しいです⇒https://snh48.info/2019/02/22730/)。
今後、7SENSESが韓国で「ZB LABEL」を拠点に活動する機会が増えれば、いつかアレックス・クリスティーンと共演する機会もあるかもしれません。
「ZB LABEL」は事務所としてオーディションも活発に行うなど、着々と活動の足場を広げています。今回の7SENSESの韓国活動スタートも含めて、今後どのような展開を見せるのかが注目されます。