IZ*ONEが歌う「アモールパーティー」はどのようなものになったのでしょうか?
20日、韓国で放送されたKBS2「不朽の名曲2- 400回記念特集」にIZ*ONEが出演。日本でもお馴染みの歌手キム・ヨンジャの代表的なヒット曲「アモールパーティー」のカバーステージを披露しました。「アモールパーティー」は、2013年に発表したキム・ヨンジャのアルバムに掲載された歌で、4年後に逆走行して愛された曲です。
今回の放送は「不朽の名曲」初の海外収録で、会場は千葉の幕張メッセが選ばれました。4月3日の公開収録に合わせて来日したIZ*ONEは、待ちかねた多くのファンを前に生バンドをバックにした豪華なステージで観客を沸かせました。
キム・ヨンジャの「アモールパーティー」は韓国の年末音楽祭のエンディングで、出演者全員が一緒に歌って音楽祭を締めくくるほどの有名曲で、これをまだ新人のIZ*ONEがどうカバーするのかという点で、韓国でも早くからステージが注目されていました。
IZ*ONEの「アモールパーティー」は、普段はソロで歌われるこの曲が、メンバーひとりずつ順に歌われるのが新鮮でユニークでした。オリジナル曲を歌う時よりも、それぞれのボーカルの個性がわかりやすく前に出ていた気がしました。
ビジュアルはチェ・イェナが最も良かったです。ソロをとる時のカメラの角度がぴったりハマってとても絵になっていました。
そしてこのステージで特に韓国ファンの注目を集めたのが、アン・ユジンの後半のソロでした。ユジンは「アモールパーティー」の大サビハイトーンで、本来メインボーカルが歌うべきパートをきっちり歌い上げました。
「覆面歌王」にも単独出演したことのあるユジンとは言え、IZ*ONEとしてメインボーカルポジションを担当するのは珍しいこと。これを見た韓国ファンは「物足らなさはあるが、まだ15歳だからこれから」「スターシップは新グループでユジンをメインボーカルにするつもりだろうか?」などの反応を見せました。
ひとつ残念なのはビジュアルメンとして人気のキム・ミンジュが、パートの少なさもあってほとんど映らなかったこと。韓国オンラインコミュニティでは常に、ミンジュだけのファンカム写真・映像スレッドが立つほどの人気(他にはMOMOLANDヨヌ)なだけに、もう少しパートを与えてカメラで抜かれるようにしたらいいと思いました。ミンジュは歌も決してわるくありません。
IZ*ONEが歌う「アモールパーティー」を舞台袖で見ていたキム・ヨンジャは、ステージが終わると満面の笑みで拍手を送りました。また満員の幕張メッセの会場からも、IZ*ONEのパフォーマンスに大きな声援が起こっていました。
ほかに、番組内では日本人メンバーの3人とも両親が客席に来たと明かされました。両親が直接、韓国TV番組の公演を見に来た状況に3人は「他とは気分が少し違う。とても震える」と思いを語りました。また宮脇咲良は「日本で再デビューしたのが不思議」と、韓国から日本活動に訪れることの複雑な気持ちを話しました。
「不朽の名曲2」側は、IZ*ONEが登場する4本の公式動画をYouTubeで公開しています。このうち「最初のグローバル特集初舞台は日本!」という動画には、IZ*ONEが4月3日に来日した時の羽田空港や、開演前の幕張メッセの映像もあり貴重です。