HYBEの突然の発表により、世界のファンベースが混乱に陥っています。
12日、韓国メディアの報道によると、HYBE(代表取締役パク・ジウォン)が新規レーベル「ADOR(All Doors One Room、アドア)」を設立します。
今回の新規レーベル設立は、共同設立や買収の方式ではなく、HYBEマルチレーベル体制のもとで独自レーベルが設立される最初の事例です。「アドア(ADOR)」は2022年のデビュー目標で、レーベルだけの哲学と色を盛り込んだ新人ガールズグループを披露する計画です。
代表取締役のミン・ヒジンは、今後新規レーベル「アドア」にすべての力量を集中し、新たな趣向を提案していく事業を展開する予定です。独立レーベルとして独自の音楽プロデュースチームとクリエイティブチームを含め、制作、事業、マーケティングなど全領域で新たな挑戦を見せることができる組織を構成してきました。
ミン・ヒジン代表理事は、「新規レーベルのローンチを通じて音楽産業にもう一度変化を起こす準備を終えた。新たな挑戦に対する恐れなく、アドアだけの哲学を見せることができるアーティストIPとコンテンツを披露していくだろう」と抱負を明らかにしました。
'アドア'は2022年に初の新人ガールズグループを披露する予定です。これまで「ミン・ヒジンガールズグループ」として知られ期待感を集めてきたチームで、2019年「プラスグローバルオーディション」を通じて選抜されたメンバーたちを中心に企画される予定です。このグループはミン・ヒジン代表が全体の制作過程を総括します。
(Source)
HYBEはこれまで、同時に2つのガールズグループの準備を進行中と伝えられてきました。
ひとつは2019年にSOURCE MUSICと合同で開催した「プラスグローバルオーディション」で選ばれた練習生を基盤とした「PG NGG」(通称:ミンヒジンのグループ)で、もうひとつは宮脇咲良、キム・チェウォン、ホ・ユンジンのメンバー入りが予想される「SouMu NGG」です。
「PG NGG」のメンバーは、練習生としてBTSの「Permission to Dance」MVに出演したり、Trainee AのVlogにそれらしき女性練習生たちの姿が確認されてきました。
「PG NGG」は言わばHYBE直系のガールズグループで、他所から集めたのではないHYBE生え抜きのチームです。このチームは2021年のデビューを予定していましたが、感染症の影響などもあり早くて2022年、あるいは2023年頃のデビューと予想されてきました。
もう一方の「SouMu NGG」は、まずキム・チェウォンのWoollimからSource Musicへの移籍が報じられ、続いてホ・ユンジンがPledisから同じくSource Musicに移籍したと伝えられました。
そして次に、宮脇咲良がSEVENTEEN専属の警備員にガードされ韓国入りし、HYBE X SOURCE MUSIC側と契約を締結したと報じられました(いずれも非公式)。
宮脇咲良はその後、日本のラジオレギュラー番組を終了させ、所属事務所ヴァーナロッサムとのマネジメント契約も終わり、事実上、韓国にオールインする形になっていました。
そうした中、今月4日に行われたHYBEの来年度の企業説明会では、Webtoonと共同制作したストーリーラインの映像が4本公開されました。このうちのひとつ「Crimson Heart」は6人の少女をヒロインとした物語で、多くのファンはこれを宮脇咲良たちのSouMu NGGのためのストーリーラインだと考えました。
そして、この映像の本編が公開される2022年1月中旬には、宮脇咲良たちの新しいガールズグループがデビューしているものと期待を寄せました。
しかし、今回の新たな報道に沿うなら、「Crimson Heart」はHYBE直系のミンヒジン・グループのためのものであり、来年1月中旬までにデビューするのはそのチームを指していることになります。
もしそうであれば、宮脇咲良たちのデビューはさらに先になってしまいます。それで世界のファンは「理解できない」と頭を痛め、答えを求めていますが、今のところそれに明確に答えられた者はいません。熱心にHYBEとSOURCE MUSICの新しいガールズグループを追ってきたファンでさえ、いえ、熱心なファンだからこそ、今回の新規レーベル立ち上げの発表に困惑を隠せずにいます。
これらを解決する考え方として、SOURCE MUSICが廃業して「ADOR」に統合されたと推測するファンもいます。そうであれば、宮脇咲良たちのグループも「ADOR」所属になり、ミンヒジンCBOプロデュースのもと、デビューも可能であるとしています。
私自身も書きながら、まったく状況がつかめず困惑しています。「ADOR」とSOURCE MUSICの関係、そして宮脇咲良、キム・チェウォンたちの新グループの行く末についてなど、世界のファンベースの統一の見解が出た時点で、あらためてこの件についてお伝えしたいと思います。