Juice=Juiceはシングルの前作でも、山下達郎が率いるシュガーベイブの名曲「DOWN TOWN」をカバーして好評を得ていました。
「DOWN TOWN」に引き続き、スウェーデン人プロデューサーAnders Dannvik による現代版グルーヴへとアレンジされた今作でJuice=Juiceは、「メンバー全員がボーカルメン」と呼ばれる高水準のボーカルワークを活かし、世界的な注目を集める 「プラスティック・ラブ」を、原曲の良さを残しつつ現代にマッチした洗練された楽曲に作り変えています。
ミュージックビデオがYouTube 公式チャンネルにて公開されるにあたり、竹内まりや本人がJuice =Juiceのカバーについてコメントしています。
■竹内まりや
37年も前に書いた曲を、女性アイドル・グループの実力派 Juice =Juice に歌っていただける日が来ようとは! スウェーデンのアンダースさんによるアレンジといい、メンバーそれぞれのヴォーカルといい、今の時代の音として フィットしていることに感激しました。 この曲が彼女たちの音楽性を広げることに少しでもお役に立てていたら光栄です。
また、卒業を控えているリーダーの金澤朋子も、ラスト参加となるメモリアルシングルの今作についてコメントしました。
■金澤朋子(Juice=Juiceリーダー)
竹内まりやさんの名曲「プラスティック・ラブ」をカバーさせていただくということで、かなり緊張もしましたが、 アレンジも変わったJuice=Juiceバージョンの原曲とはまた違った雰囲気を楽しんでいただき、無機質な愛の歌に 思えますが、そんな中で垣間見られる本当は気付いて欲しい寂しさや孤独を読み取ってもらえたら嬉しいです。 ミュージックビデオでは、メンバーそれぞれが主人公の心情を表現した表情のアップが多いので、細かな表情の 変化や指先などの細かい動きにまで注目して観ていただきたいです。
Juice=Juiceのシティポップ・シリーズは、洗練されたアレンジもあってとても聴きやすく、アイドルによるカバーとしては、とてもハイセンスなものになっています。
3年前に音霊(おとだま)のライブで見たJuice=Juiceは、その日がちょうど稲場愛香のお披露目ステージで、メンバー編成が今とは全く異なっていました。
その後、主要メンバーが相次いで脱退したことで、ボーカルグループとしてのパワーダウンが懸念されましたが、新メンバーたちがいずれも実力者だったため、その心配はなくなりました。新生Juice=Juiceとしての新たなスタイルを確立させつつあります。
元々、Juice=Juiceのオリジナル曲には、アイドル風ではないJazzyで都会的な作品も多かったので、シティポップ・シリーズは特に違和感なくグループにマッチしています。
今後もこうした良質な作品のリリースに期待しています。