Billlie | 'trampoline' M/V 今から10数時間前、時を同じくして2組のK-POPガールズグループが傑作MVを公開しました。まずひとつ目はBilllie。これまでにもBilllieはクオリティの高い楽曲を数多くリリースしてきましたが今回は格別です。鬼才ハンジョンスPDがいよいよその正体をむき出しにしてきたという感じ。作詞・作曲・編曲に名を連ねるC'SAは、かつてシンシアの名で「MOMOLANDを探して」「アイドル学校」に出演したことでも知られています。2021年からプロデュース業を開始しBilllie以外にもaespa、NMIXX、fromis_9、Kep1erなどに楽曲を提供してきました。ハンジョンスPDとC'SAは要注目です。

XG - IYKYK (Official Music Video) 二つ目はXG。2001年にリリースされたm-floの"Prism"をサンプリングした楽曲で、2-Stepリズムが生み出す疾走感が、これまでにないXGの新たな魅力を引き出しています。デビュー前からXGを育ててきたサイモンPDもいよいよ遠慮なくなってきました。YouTubeコメント欄にはm-flo本人が感謝のメッセージを記しています。


2022-09-10

【Billlie】最新アルバムのタイトル曲「RING ma Bell (what a wonderful world)」MVのPerformance ver.を公開


女性アイドルグループのここまで本格的なロックを聴くのは初めてかもしれません。

カムバックしたばかりのガールズグループBilllieが、新曲「RING ma Bell (what a wonderful world)」MVのPerformance ver.を公開しました。

ティザーの段階から今回のタイトル曲が、かなりハードなロック路線になることは察していたものの、いざ全編を聴いてみて予想以上のロックテイストに驚きました。

通常、ガールズグループがロックをやる場合、ポップで軽快なものになるか、あるいはメロディアスで短調の曲になることが多いですがBilllieは違いました。

ロックの王道をいくブルースのコードを基本とした伝統的なスタイルが貫かれていて、まるで男性のハードロックバンドを聴いているような気分になります。アイドルではない女性のロックバンドでも中々聴けないような、骨太でモノホンのロックサウンドです。


K-POPのガールズグループには様々な音楽スタイルがあるものの、こういうタイプの楽曲は記憶にありません。もちろん、いわゆるガールクラッシュとも全く違っていて、Billlieが新曲で新たな地平を切り開いたと言っていいようです。

個人的には普段はロックを聴く機会が多く、最近の女性歌手ではRina Sawayamaやウクライナのダリア・ザリツカヤなどが好きなので、Billlieのこの新曲もそれらと並んでお気に入りになっていきそうです。


一方でBilllieは、他のアルバム収録曲では「RING ma Bell」とは全く違うタイプの音楽を聞かせています。ジャンルに縛られない洗練されたセンスの良さがBilllieの特色です。

MYSTIC STORYという本格派アーティスト専門の事務所にハン・ジョンスPDという才人が加わった結果、Billlieを通じてこれまで聴いたことのない新感覚のガールズグループ楽曲が次々と生み出されています。




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