「PRODUCE48」は紛れもなく「PRODUCE101 - Season3」でした。
10日午後6時から放送されたMnet「M COUNTDOWN」では、6月から始まる新オーディション番組「PRODUCE48」の全参加者96人が登場、番組シグナル曲「私のもの - ネコヤ(Pick Me)」を初披露しました。このステージではメンバーの顔が次々とアップされ、先日の空港写真に続き、改めて日本側の参加者の確認の場にもなりました。また、不明だった韓国側の参加者の顔ぶれも明らかになりました。
ひと口に言って、「私のもの(Pick Me)」のステージは予想とはまったく違ったものでした。個人的に「PRODUCE48」に対して持っていたイメージは、昨年の「2017 MAMA in JAPAN」のような、AKB48がメインで、そこにK-POPコンテンツが加わるというスタイルでした。
しかし、昨夜の「私のもの(Pick Me)」の舞台に展開していた光景はその真逆で、むしろ「PRODUCE48」という純然たるK-POPコンテンツがメインであり、そこにAKB48グループが加わるというスタイルでした。あのAKB48グループの名だたるメンバーたちが、完全に「PRODUCE101 - Season3」のフォーマットの中に溶け込んでいました。
ステージの中心はHKT48の宮脇咲良でした。AFTERSCHOOLのカウンと共に、日韓のセンターと報じられましたが、300枚近いキャプチャーをとる中で、映像は宮脇咲良メインであり、常に彼女の姿を映しながら、他のメンバーに移っては、また宮脇咲良にカットが戻るという編集に気づきました。出だしと最後も宮脇咲良で、映像のほぼ半分近くは彼女が映っていた印象です。
FlowBlowが手がけたシグナル曲は、スタンダードなK-POPのEDMダンス曲で、メンバーの愛らしさを引き出しつつ、「Pick Me」シリーズの最新作にふさわしい曲に仕上がっていました。ここでも「AKB色」はあまり出ておらず、楽曲からダンス、映像に至るまで、オール韓国人スタッフであろうことが感じられました。そうした造りの中で、2コーラスは日本語の歌詞になっているのが面白いポイントでした。
団体ステージは宮脇咲良の日本チームと、カウンの韓国チームに分かれるのかと思っていましたが、実際にはそれぞれのチームが日韓混合の編成でした。「PRODUCE48」の番組としてのスタイルが示されている気がしました。
韓国側のセンターを務めたAFTERSCHOOLのカウンは、過去に日本に留学して暮らした経験があり、日本語も堪能です。日韓合同プロジェクトである「PRODUCE48」のセンターには適材と言えます。また、カウンは最近、日本のゲーム・アニメが原作のドラマ「アイドルマスター.KR」にも出演しており、日本のファンにはお馴染みです。
日本側の参加者では宮脇咲良が圧倒的にフィーチャーされていましたが、次いでクローズアップされていたのはNMB48の白間美瑠でした。彼女はRed Velvetの熱心なファンで知られ、メンバーのイェリになりたいと言っているほどです。
さらに、今年のAKB48選抜総選挙で宮脇咲良と共にトップを競うと目される松井珠理奈をはじめ、高橋朱里、宮崎美穂、小嶋真子といったメンバーたちも、満遍なくクローズアップされていました。
そして、演奏が終わって最後には、日韓の参加者たちが順にクローズアップされていきました。ここでも締めくくりはやはり宮脇咲良でした。
「私のもの(Pick Me)」が披露された今回の「M COUNTDOWN」MCは、「PRODUCE101 Season2」から誕生したWanna Oneのイ・デフィとOH MY GIRLのヒョジョン&ビニでした。日本からも多くのファンが観ているであろうこの日の放送では、MC陣が日本の視聴者のために、何度も日本語で同時通訳のようにアナウンスしていました。
今回の「PRODUCE48」参加者たちの「M COUNTDOWN」初出演は日本でも話題になっていて、特にセンターの宮脇咲良に注目が集まっています。今までAKB48を通しては知らなくとも、昨夜のステージを通して興味を持った人も多いようです。
本人はその後「緊張した…」とTwitterで告白するも、指原莉乃は「宮脇咲良ちゃん1000点」と絶賛しました。今後も番組の中心的な存在として、注目を集めていきそうです。
急上昇ランク #12
PRODUCE48 [初公開]プロデュース48_私です(PICK ME)Performance 180615 EP.0
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