2018年のK-POPガールズグループ楽曲大賞(私的)有力候補がリリースされました。
Red Velvetのスルギ、GFRIENDのシンビ、I.O.I出身キム・チョンハ、(G)I-DLEのチョン・ソヨンの4人が、SMの「STATION X 0」でコラボした「Wow Thing」が、28日午後6時に、MelOn、genie、iTunes、Sportify、Apple Music、XIAMI MUSICなどの各種音楽配信サイトを通じてリリースされ、MVが公開になりました。
この曲はSMエンターテインメント「STATION X 0」の第4走者として企画されたコラボ作品で、今を時めくガールズグループの人気メンバー(チョンハはソロ)たちが、事務所を越えてこの曲のためだけに集結しています。
【コラボに参加した各メンバーのコメント】
スルギ
「普段から好きなメンバーたちと一緒にコラボすることができて新しかったし、簡単に集まることができない組み合わせなので新鮮に感じていただけると思う。個性がはっきりとしているメンバーであるだけに、私たちの新しい姿を期待しているファンの方々への良いプレゼントになりそうだ」
シンビ
「『STATION』にガールズグループコラボはなかったので新しく感じたし、私にもドキドキする組み合わせなので早くメンバーたちに会いたかった。最初に『Wow Thing』を聴いて、GFRIENDとして披露できる音楽とは違う雰囲気の楽曲であり、どんな結果が出るか気になったし、良い楽曲と素晴らしいパフォーマンスが完成したのでたくさん期待してほしい」
キム・チョンハ
「私が好きな先輩、友達と一緒に、誰かに希望を伝えられるプロジェクトに参加することができて有意義だ。『Wow Thing』はエネルギーあふれる歌詞の楽しいダンス曲であり、ミュージックビデオもカッコよく撮ったのでたくさん愛してほしい」
チョン・ソヨン
「普段から尊敬していた先輩たちとコラボすることができて光栄だ。歌の歌詞のようにYoungというのは0から始めても遅くない時間なので、たくさんの方々がこの楽曲を聴いて希望を得てほしい」
「Wow Thing」は導入からクールでカッコいい曲。洗練された都会的なムードは日本のSuchmosを思わせます。そして、各メンバーの持ち味が十二分に引き出されていて、聴いていて心弾むようです。K-POP GGのコラボモノでは、最高レベルの完成度です。
作詞は조윤경, 소연、作曲はKaren Poole, Anne Judith Stokke Wik, Sonny J Mason、編曲はSonny J Masonという作家陣で、SM伝統の欧州系の作曲家が手がけているようです。曲自体の出来栄えも良く、聴いた瞬間、今年のK-POP GG楽曲大賞(私的)候補だと思いました。
現時点での他の候補曲はRed Velvet「#Cookie Jar」、GFRIEND「Memoria」などです。
「Wow Thing」の都会的なムードを醸し出すコード進行の秘密
「Wow Thing」のサウンドには洗練された雰囲気が漂っています。これはアレンジなどによるところも大きいですが、コード進行自体がオシャレなこともポイントです。
そこで、ほとんど同じコード進行で、似たようなテイストを持つ楽曲をいくつかご紹介します。コード進行が楽曲イメージを形づくる上で、いかに重要かがおわかりいただけると思います。
마마무 (MAMAMOO) - 음오아예 (Um Oh Ah Yeh)
AOA - 단발머리(Short Hair)
Juice=Juice 『ロマンスの途中』 [Romance is on its way]
Suchmos "STAY TUNE" (コード進行は若干違います。SUNNYに近い)
おそらく、このコード進行がわかりやすく世に出たのは、ボビー・コールドウェルの「Special To Me」が最初だと思います。
Bobby Caldwell - Special To Me