TWICEの新曲ミュージックビデオの24時間のヒット数が、直前の曲と比較して3分の1に減少しています。
9月23日の午後6時ににリリースした新曲「Feel Special」は、24〜5時間経過した24日午後7時現在、YouTube再生回数1490万回に達しています。これは24時間のヒット数が4120万回だった直前曲「Fancy」に比べると、約3分の1という数字です。
あまりの数字の減少に「一体なぜ?」という声が出ています。
新曲「Feel Special」はJYPパク・ジニョン代表が手がけた意欲作で、これまでの代表が作ったTWICE曲で最高との呼び声も高い楽曲です。特に再生数が減少する要因は作品そのものには見当たりません。
また、TWICEは変わらない人気を保持しており、新曲の24時間の再生回数がどうして急激に減少したのか不思議がる声が多く見られます。
そこで浮上したのが、最近行われたYouTubeの再生回数カウントに関するポリシー変更が影響しているとの説です。
YouTubeにはGoogle広告を使って再生回数を伸ばすという合法的なやり方が存在します。アーティストは最大10万ドル払えば、自分たちのビデオを短い広告として、他の動画の再生前に流してもらえます。ユーザーが広告をクリックする、または一定の時間閲覧すれば、再生回数としてカウントされます。これは、たとえユーザーが実際にそのビデオを検索していなくともです。
YouTubeは9月に、この種の広告による再生回数の取り扱いを変更する計画を発表しました。「業界のさらなる透明化のために今後、有料広告の再生回数をYouTubeの音楽ランキングには一切カウントしません。これからはオーガニックな再生のみ閲覧回数としてカウントし、それを元にアーティストをランキングします」とブログに投稿しました。
こうした変更が反映されるのはランキングと24時間再生回数においてです。TWICEの新曲の24時間再生数が3分の1になったのは、もしかするとこのためではないかとの憶測も出ています。
尚、YouTubeが今回のポリシー変更に至ったのは、7月にインドのラッパーBadshahの新作ビデオが、24時間で7500万件もの再生回数に達し、表面的には新記録を達成したことによります。このラッパーは再生回数を増やすために相当の金額を支払っていました。また、この件については彼自身もInstagramで公に認めており、YouTube側も彼の業績を公認していません。新ルールのもと、BadshahはYouTubeの再生記録から正式に除外されました。