コブクロが昨年3月にリリースしたシングル「卒業」の新たなミュージックビデオにTWICEのサナが出演しています。12日午前0時にYouTubeでプレミア公開されました。
サナが日本のアーティストのMVに出演するのはこれが初めてです。
コブクロは同曲について「春が来るたびにこれから先もずっと大切に歌っていきたいなと思っている特別な歌」と語り、かつて「卒業生」だったすべての人々に届けるべく、「大人が振り返る卒業」をテーマに主演にサナを迎え、新たなMVを制作しました。
2025年に開催される大阪・関西万博のアンバサダーを務めるコブクロと同じく、“大阪出身のアーティスト”つながりのサナは、学生時代には、コブクロの「蕾」や「赤い糸」「永遠にともに」などをよく聴いていたといいます。
「大人になっても振り返ることのできる築き上げた思い出が支えとなり、当時とつなぐ架け橋となって今作『卒業』が新しい道へと進めるよう背中を後押ししてくれる」作品だったからこそ出演を快諾したサナは、オファーに驚きながらも「光栄です!」と喜び、韓国でリモート撮影に臨みました。
12日に公開された「卒業(Special Version)[with SANA]」では、LEDビジョンを使って「大阪の街」と「韓国の街」を再現。前半シーンではビジョンに「大阪の街」が映し出され、懐かしい街並みを背に歩くサナは思わず笑顔に。
「大阪のなじみある場所を見ると、当時の思い出を振り返ることができる」と話すと、映像は「韓国の街」へと移動。液晶ビジョンには色鮮やかな桜が映し出され、サナの周りを桜の花びらが舞い散ります。
“大人が振り返る卒業”を表現したMVの撮影を終えたサナは「コブクロさんの世界観を感じることができてすごく楽しかったです」と感想を伝えました。
また、コブクロは「サナさんに出演して頂いたミュージックビデオによって、大人の目線、そして学生生活だけではなく、自分自身の中での岐路を歌うような、華やかで切ない『卒業』を感じられました。この春、門出を迎える多くの方々に、また新たな風が吹くことを願っています」とのコメントを寄せました。
■新保拓人 監督コメント:
LEDビジョンを使って大阪の街と韓国の街を再現し、大阪での楽しかった思い出を振り返りながら、希望に満ちた韓国へ繋ぎ、桜が舞う美しい空間へ。未来へとポジティブに進むSANAさんを表現しました。
韓国とのリモート撮影で、新たな時代の幕開けを感じました。画面越しに、サナさんやスタッフに演出を伝えるのにとても苦労し、課題点も見つかりましたが、フレッシュで貴重な体験でした。
サナさんは、裏表のない笑顔で接してくれて、リモートで伝えきれかった部分をカバーする世界レベルのパフォーマンスを見せてくれました。世界で戦うアーティストとご一緒できてとても光栄でした。このビデオを通して、ポジティブでフレッシュな気持ちになってもらえれば嬉しいです。