最近よく思うのが、BLACKPINKは果たしてカッコよさが売りの「ガールクラッシュ」なのかということ。
TWICE、IZ*ONEが「可愛い」を基本にしているのはもちろんですが、実はBLACKPINKも種類は違うとはいえ、結局は究極的に「可愛い」から人気なのではないかと思うのです。ちょいワルなテイストの中にある可愛さです。10代、20代の女性に響くような。
ですが、BLACKPINK以降に彼女たちを真似て、ガールクラッシュ系でデビューするグループの多くは、「可愛い」よりも「カッコいい」に重点を置いている気がします。もちろんそれは大事なのですが、それだけではやはり何か足りません。
その点、間もなくの4月28日にデビューを控えた、ホン・スンソン会長が手掛けるHOT ISSUEは、まだティザーやビハインド映像が中心であるにも関わらず、すでに最近デビューした他のガールズグループとは明らかに違うムードを持っています。
ひと口に言って「きれいに・可愛く・カッコよく」の3拍子がそろっています。
思えばホン・スンソン会長がCUBE時代に手掛けたガールズグループ4Minuteが、まさにそうしたガールクラッシュの走りだったわけですが、HOT ISSUEはさらにそこに最新のモードが加わった、2021年型のガールズグループになると思います。
おそらくHOT ISSUEは単純なガールクラッシュではなく、BLACKPINK、TWICE、IZ*ONEがひとつのチームに混在したような、様々に変化するグループになりそうな気がします。
ホン・スンソン会長は、「可愛いガールクラッシュ」がわかっている人だと思います。まだ完全体のパフォーマンスも見ていないのに気が早いですが、現時点で、ここ最近でデビューした、あるいはデビューを控えたガールズグループの中で、パフォーマンス、ビジュアル、キャラクターにおいて、ひと際、魅力的なものを感じています。