BTS(防弾少年団)の妹グループは中国人メンバーが含まれていない見通しです。
最近公開されたHYBE(Big Hitエンターテインメント)の次期ガールズグループオーディションのポスターには、昨年9月から計画されてきた「Plus Global Audition」のスケジュールが掲載されています。
さらに26日には、ベトナムのハノイとバンコク、タイを経て、27日のベトナムのホーチミンを最後に、約3週間にわたるオーディション日程を終えます。
ファンはこの日程が公開されると、中国が含まれていない点に注目しました。
中国は巨大な市場を持つため、中国国籍のメンバーを含めて市場への進出を狙う戦略が珍しくありませんでした。中国国籍のメンバーを含めたアイドルグループの場合、中国での認知度は、ある程度保証されます。
しかし最近、韓中の文化的な葛藤をはじめ、政治的な発言のリレーなど、韓国国内の活動において、中国国籍のアイドルメンバーに対する視線が穏やかではありませんでした。
中国出身アイドルメンバーたちが、中国での活動を開始した場合、活動の舞台を本国に移し、韓国に帰ってこない現象が続くことに懸念の混じった声が出ています。所属事務所との契約期間が残っているにも関わらず、無断で契約の解約を通知した事例もありました。
HYBE側としては、魅力的であっても「リスク」が大きい中国人メンバーの勧誘を排除したものと思われます。これは、グローバル歌手に成長した防弾少年団の成功を背景に、中国市場に依存しないという自信の表れでもあります。
HYBEは、子会社Source Musicと手を組み、今年のデビューを目指し、新人ガールズグループを準備してきました。パン・シヒョクHYBE代表とミン・ヒジンCBO(ブランド総括)が前面に出て、それぞれ制作総括とブランディング全般を担当します。
(Source)
そのため、海外ファンはBig Hitの新しいガールズグループは、「セーラームーンコンセプト」だろうと、半ば冗談めかして言っています。
Big Hitは2021年の下半期にCJと組んで、もうひとつのガールズグループプロジェクトの「I-LAND」(女性版)を開催する予定です。ここからも新しいガールズグループが誕生する見込みで、どちらのデビューが先になるのか、わからない展開になってきました。
こうなると、もし仮に宮脇咲良が本当にBig Hitの新ガールズグループに参加するとなっても、時期的には決して不可能ではないことになります。多分、Source Musicと組んだ新ガールズグループのデビューは早くて今年の年末、おそらくは来年上半期ぐらいになるかもしれません。
それまで宮脇咲良は一旦、日本で48グループの活動に戻って、卒業公演までの間、ひと通りのスケジュールをこなして、きれいにケジメがついたところで「いざ韓国へ」という流れに時期的にぴったりハマります。
あくまで想像ですが、そんなことまで考えがめぐってしまう、今年10月の「Plus Global Audition」の日程公開でした。