2月1日にMnetで放送された音楽番組「M Countdown」は、この日カムバックの初ステージを飾ったグループ、アーティストの登場で、一気に華やいだムードになりました。
1月はMOMOLAND、OH MY GIRL、fromis_9、チョンハなどが頑張っていましたが、そこへRed Velvet、gugudan、BoA、スジ (元miss A)らも加わり、新人からベテランまでが揃った活気あるステージになりました。
この日出演した女性アーティストでは、2000年に韓国デビューしたBoAが最もベテランになります。今年1月にデビューしたばかりのfromis_9とは、実に18年の開きがあることになります。18年前となると、fromis_9にはまだ生まれていないメンバーもいます。
さらに、miss Aで活動したスジのように、その中間地点に立つ歌手も出演しました。その意味で、K-POPガールズグループの歴史の縮図を見るような今回の「Mカ」は、ファンには必見の内容となりました。
[Red Velvet - Bad Boy] Comeback Stage
今回のRed Velvetの出演でまず最初に気づいたのは、かけ声や歓声に、男性の声の成分が大幅に増したことです。Red Velvetというと、1年前ぐらいには圧倒的に女性ファンが多く、かけ声も黄色い女性の声がほとんどでした。この変化は大ブレイクした2016年のTWICEを彷彿とさせます。デビューはガールクラッシュ寄りで、女性ファンが目立っていたTWICEは、「CHEER UP」から多くの男性ファンを獲得し、モンスターグループへと駆け上っていったのでした。
[OH MY GIRL - Secret Garden]
OH MY GIRLは「Secret Garden」で、デビュー4年目で初の音源と音楽番組の1位を獲得、トップガールズグループ集団の仲間入りを果たしました。冬の寒い日にも、この曲の春の日差しのようなぬくもりに、何度気持ちが暖められたか知れません。ヒョジョンの声色の良さに、あらためて気づいたのもこの曲でした。
[BoA - NEGA DOLA] Comeback Stage
こう言ったら失礼なのかもしれませんが、BoAは最近若返ったというか、表情も動きもとても活気があってエナジーを感じます。初めて「ミュージックステーション」で、デビュー間もないBoAの「VALENTI」を観た時のようなインパクトがあります。今回の新曲ステージでは、髪型をミッキーマウスのようなユニークなスタイルに変え、衣装もダンスもまるでティーンのような快活な元気さを発散させています。「NEGA DOLA」は楽曲の出来が良く、BoAが歌う高音もタイトで力強さがあり、世代の差など微塵も感じさせない、さすがの1曲になっています。
[SUZY - HOLIDAY] Comeback Stage
スジのステージを観ると、同じ94lineとして仲良くしていた知英(ジヨン)のことを思い出します。今では二人は韓国と日本に分かれて、それぞれの地でひとりで活動しています。そしてどちらもソロになっても、立派に活躍している姿がうれしいです。WONDER GIRLSからソロになって、破竹の大活躍を続けるソンミ先輩のように、スジもソロ歌手として時代を築いていくのでしょう。
[gugudan - The Boots]
gugudanについては別記事でカムバックを取り上げるので、ここでは多くに触れませんが、個人的には今回の「The Boots」がグループの過去のタイトル曲で最も好きです。メンバーの魅力がようやく前面に引き出されています。この曲は、あとで振り返ってgugudanのターニングポイントになりそうな予感です。
[CHUNGHA - Roller Coaster]
今回の「M COUNTDOWN」は、女性ソロ歌手で大ベテランのBoAと、中堅のスジ、そして新人のチョンハが揃ったのが見所のひとつです。チョンハは昨年デビューしたばかりなのが信じられないほどに落ち着いたステージ運びで、笑顔にも余裕が感じられ、場を楽しんでいるのが伝わって来ます。I.O.Iでひとりだけソロデビューを果たした実力派のチョンハが、今後どこまでその存在を広げていくのか目が離せません。
[fromis_9 - To Heart]
fromis_9は今度、初めての「約束会」というイベントを開くそうです。メインはファンとの指切りで、小指を絡めて今後の活躍をファンに約束するとのことです。握手会、サイン会、ハイタッチ会に続くイベントの形式のひとつになるのでしょうか? fromis_9はデビューから音楽番組への出演を重ね、ステージでの表情にも少しずつ余裕が出て来ました。
[Celeb Five - Celeb Five] Special Stage
大阪府立登美丘高校ダンス部のバブリーダンスがYouTubeで大反響を呼び、そこで使用された楽曲「ダンシングヒーロー」の歌手として荻野目洋子が再び脚光を浴びています。Celeb Fiveはそれに触発されて結成したグループで、韓国の女性芸人がメンバーを構成しています。「ダンシングヒーロー」は1985年にリリースされたAngie Goldの楽曲「Eat You Up」のカバー曲なので、Celeb Fiveは「Eat You Up」を原曲として扱っています。