IZ*ONE 所属事務所の親会社 CJ ENM シン・ヒョングァン副社長に押収捜索…上層部に向かう警察の捜査
アイドルオーディション番組投票操作疑惑と関連して、先週制作陣2人が拘束された中で、警察が会社関係者のCJ ENMシン・ヒョングァン副社長を立件しました。警察は、シン副社長を含む上層部が介入したことを捜査しています。
このニュースは12日夜、韓国のMBC、KBS、SBSなどで報じられました。
5日、ソウル地方警察庁サイバー捜査隊はCJ ENMの副社長兼、Mnet部門の代表であるシン・ヒョングァン氏の事務所を家宅捜索しました。これは操作疑惑に包まれたMnetアイドルオーディション番組に関連する資料を確保するためです。
警察は、コンピューターのハードディスクなど、Mnetのオーディション番組に関連した資料を多数確保しました。
警察関係者は、「押収捜索令状の発行を受けるため、シン副社長を被疑者として立件した」と説明しました。
Mnetの国功臣と評価されるシン副社長は、コンテンツ部門長などを経て、昨年、CJ ENM音楽コンテンツ部門長に昇進しました。
何よりもシン副社長は、最近の各種操作疑惑が浮上した、プロデュースシリーズと「アイドル学校」などオーディション番組の総責任者です。
警察は、投票結果の操作にCJ ENMが組織で加担したかどうかについて、特にシン副社長を含めて上層部が介入したことを念頭に捜査しています。
警察は押収捜索をするために、シン副社長を立件したことについて、疑いがあるのかは、より調査してみなければならないと説明しました。
シン副社長のほか、企画会社関係者など、今回の疑惑と関連して立件された人数は10人にのぼります。
シン副社長は、先に拘束されたキムPDと共に、オーディション番組の始まりと呼ばれる「スーパースターK」シリーズを総括しました。
警察は、「スーパースターK」は捜査せず、プロデュース全シリーズと、また別のオーディション番組である「アイドル学校」にのみ操作疑惑を捜査していると明らかにしました。
警察は「シン副社長の疑いをより調査してみなければならない」と慎重な立場であるものの、制作陣と頻繁にコミュニケーションしてきたシン副社長が、順位操作に深く介入した可能性に焦点を当てています。
警察は押収捜索した資料を分析した後、疑わしい点が確認されると、シン副社長を召喚調査する予定です。
12日のブリーフィングで警察関係者は「公正社会を実現する次元で徹底的に捜査する」と明らかにしました。
警察は、拘束されたアンPDとキムPD及び、CJ ENM役員と制作陣、芸能事務所の関係者など10人余りを、詐欺容疑などで立件した中で14日、検察に送致する予定です。